押出仏 ― 2023年05月30日 23:50
押出仏(おしだしぶつ)は薄い銅板を鋳銅製の仏像型にあて、鎚でたたいて打ち出した仏像ある。鎚像ともいう。
概要
造仏技法の一つである。押出仏は、古代寺院で堂内荘厳などに用いられた。多くは表面に箔を置く。那智山出土の東京国立博物館蔵『金銅薬師仏』、正倉院蔵の『銅如来像』は押出仏の原型である。
事例
- 押出仏(観音菩薩立像) 奈良時代 8世紀、奈良国立博物館
- 押出阿弥陀三尊よび僧形像 飛鳥時代・7世紀 東京国立博物館
- 阿弥陀三尊像 - 法隆寺蔵
- 押出二観音および三如来像 - 飛鳥時代・7世紀 東京国立博物館
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