戈 ― 2023年06月23日 21:56
戈(か)は古代の武器で、長い柄に両刃の短剣を直角に取り付けたものである。「ほこ」とも読む。「カ/クヮ)」
概要
中国古代における代表的兵器である。ピッケル状の長柄武器(長兵)である。中国の殷代から戦国時代にかけて使われた。敵の頭部などに掛けて引きずり倒す。戦車戦では車上から敵の搭乗者を刺す、払う、薙ぐなどして脱落させる。歩兵戦では相手を刺す、馬の足を払う、などを行う。
倭国には朝鮮半島で発達した細形銅戈が九州北部に、弥生時代前期に伝わった。 まもなく倭国でも銅戈の製作が始まる。
形態
細形から、中細形、中広方、広形と大型化・扁平化する。実用武器から非日常的な祭祀道具に変化した。
事例
- 三ッ俣遺跡 - 甘楽古代館
- 銅戈 – 佐賀県立博物館
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