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会下山遺跡2023年06月09日 22:27

会下山遺跡(えげのやまいせき)は兵庫県芦屋市にある弥生時代中期から後期の高地性集落遺跡である。

概要

六甲山系南部の標高201mの尾根部に位置する。1954年(昭和29)、弥生土器の発見を契機に遺跡の存在が知られた。土器は広範囲な地域集団との交流を示している。

調査

1956年から1961年にかけて村川行弘らが調査した。祭祀関係遺物をともなう竪穴建物1棟、大型の竪穴建物1棟を含む合計8棟の竪穴建物跡が見つかった。石器のほか鉄鏃、鋳造鉄斧などの鉄製品、さらに日本列島では珍しい漢式三翼鏃も出土した。焼土坑、土坑墓、柵列なども確認されている。

遺構

  • 竪穴建物 9棟 平面円形
  • 祭祀場 2か所
  • 溝 – 堀跡 2条
  • 墓跡 – 4基
  • 焼土坑
  • ピット

遺物

  • 有茎式銅鏃1
  • 漢式三翼銅鏃1
  • 石鏃
  • 高坏
  • 無頸壺
  • 玉 – ガラス小玉
  • 鉄器(鉄片+釘)
  • 石鏃(サヌカイト製)
  • 剥片(サヌカイト製)

指定

  • 1960年 – 兵庫県史跡指定
  • 2011年(平成23年) - 国の史跡指定

アクセス等

  • 名称:会下山遺跡
  • 所在地:〒659-0087 兵庫県芦屋市三条町258番地
  • 交通:阪急電鉄神戸本線芦屋川駅から徒歩約15分

参考文献

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