平城宮跡資料館 ― 2025年01月14日 00:04
平城宮跡資料館(へいじょうきゅうあとしりょうかん)は奈良県奈良市にある平城宮とその平城宮京跡の事柄を分かりやすく解説展示する資料館である。
概要
奈良文化財研究所の約50年にわたる平城宮・京の調査をもとに1970年(昭和45年)に馬寮跡に建てられた。加えて、考古学や奈良時代に限らない奈良文化財研究所の最新の研究成果を展示公開する施設ともなる。ガイドが常駐しており、無料で詳しい解説をする。奈良時代の人の暮らしや、食事、寝床、木簡を展示する。
常設展示
ガイダンスコーナー
- 「遷都」、「発掘」、「実測」、「整備」の一連の過程をジオラマで解説する。
官衙復原展示コーナー
- 大極殿・大極殿院の模型展示や平城宮内にあった役所の内部を実物大模型で再現する。1996年(平成8年)時の研究成果をもとに復元する。
宮殿復原展示コーナー
- 内裏における天皇の生活を寝室・書斎・居間・食卓の4つのコーナーに分けて展示する。
遺物展示コーナー
- 平城宮・京で出土した多様な遺物を展示する。
研究室コーナー
- 木簡、木器・金属器、土器、瓦など研究室の仕事内容を展示し研究室ごとに調査研究成果や新たな知見を公開する黒板を設置する。
考古科学コーナー
模型展示コーナー
その他
企画展
令和6年度平城宮跡資料館秋期特別展「聖武天皇が即位したとき。」
- 令和6年(2024)10月22日(火)~12月8日(日)
- 展示資料 大嘗祭関連木簡〔奈文研所蔵〕ほか
令和5年度平城宮跡資料館秋期特別展「女帝のいのり」
- 令和5年(2023)10月28日(土)~令和6年(2024)2月12日(振替休日)
- 展示資料:西大寺旧境内出土品、西隆寺跡出土品
指定
アクセス等
- 名称:平城宮跡資料館
- 所在地: 〒630-8003 奈良県奈良市佐紀町
- 休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
- 開館時間:9:00~16:30(入場は16:00まで)
- 入館料: 無料
- 交通:近鉄大和西大寺駅北口を出て、道なりに東へ徒歩約10分
参考文献
松東遺跡 ― 2025年01月14日 00:20
松東遺跡(まつひがしいせき)は静岡県浜松市にある弥生時代の集落遺跡である。
概要
天竜川が形成する沖積地に位置し、遠州灘海岸まで8kmの位置にある。弥生時代後期の環濠集落の跡や近畿式銅鐸の飾耳の破片がみつかった。当時は微高地に住み、低湿地に水田を作り生活していた。当時は貴重品であった銅鐸が出土することから、松東遺跡の周辺は天竜川平野における拠点地域であったと考えられる。弥生人にとり、銅鐸は貴重な祭祀の道具であった。銅鐸を埋めた土坑は集落の中心域に位置しており、集落外に埋めることが多いので、
調査
平成24年の第三次調査では集落の存在を裏付ける大量の土坑や柱の跡とみられる小さな穴を多数確認した。集落内で検出した土坑内から近畿式銅鐸が発見された。弥生時代後期(約千九百年前)の銅鐸の破片で高さ20cm、幅25cm、重量1.18kgであった。鈕に刻まれた模様の特徴から判断して、突線鈕 2 式と呼ばれる型式であった。復元すると高さは80cmと、弥生時代後期に製作された突線紐2式の銅鐸中では全国でも最大級である。 破片は紐すなわち銅鐸の吊り手の部分であった。飾り耳といわれる装飾部はすべて欠損していた。
遺構
銅鐸
この時期の銅鐸は三遠式と近畿式の2つの型がある。完形銅鐸はどちらも見つかっているが、破片銅鐸の出土例は近畿式だけである。この理由は解明されていない。
指定
アクセス等
- 名称:松東遺跡
- 所在地:静岡県浜松市東区天龍川町538-1
- 交通:JR 天竜川駅北側
参考文献
- 文化庁(2016)『発掘された日本列島 2016』共同通信
- 浜松市文化財課(2012)「松東遺跡発掘調査現地説明会」資料
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