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休場遺跡2025年02月15日 00:28

休場遺跡(やすみばいせき)は静岡県沼津市にある旧石器時代の遺跡である。

概要

休場遺跡は愛鷹山中腹の尾根上の標高約280メートルの地点にあり、南に駿河湾・伊豆半島を臨む。両側を比高10m以上の急な沢にはさまれる。炉中に残存した木炭による放射性炭素年代測定の結果、明治大学考古学教室の杉原荘介主任教授らは静岡県沼津市愛鷹山中腹の休場遺跡の年代を調べていたが、1965年05月、休場遺跡は約1万4千年以前の旧石器時代に属するものと発表した。日本の細石器文化の代表的な遺跡となった。我が国の考古学研究史上に残る重要な遺跡となっている。

調査

昭和39年、明治大学と沼津女子商高校(現、加藤学園高校)により発掘調査され、多量の細石刃・細石刃核及び2か所の石囲炉が発見された。炉はコの字形であり、河原石を半円形ないし長楕円形に並べ、周囲に木炭が散布し、1基の炉に焼土があった。石器は現地表より約2m下の古期富士降下火砕層及びその上層の富士黒土層に含まれる。休場遺跡の細石刃石器群には神津島産の黒曜石が使われており、当時すでに海を渡る航海術があったことが分かる。 日本における細石刃文化は円錐形細石核と舟底形細石核を主体とする文化の2つに大別されるが、休場遺跡は前者の代表的な遺跡である。細石核は角柱形の野岳型を主として、船野型の細石核を伴う。石囲炉は竪穴住居が定着する以前のものとしては、他に類例が少ない。

遺構

遺物

展示

指定

  • 昭和54年1月 国の史跡指定 旧石器時代の遺跡では始めてである。

考察

アクセス等

  • 名称:日向林遺跡
  • 所在地:静岡県沼津市宮本字元野231-12
  • 交通:

参考文献

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