お茶の水貝塚 ― 2025年06月11日 00:09
お茶の水貝塚(おちゃのみずかいづか)は東京都文京区にある縄文時代の遺跡である。
概要
1952年(昭和27年)、地下鉄丸ノ内線御茶ノ水駅の工事の際に貝塚が発見された。調査によりハマグリなどの貝類のほか、獣骨の破片や人骨、石斧、槌石、縄文前期から晩期までの縄文土器が見つかった。 東京医科歯科大学正門の横のフェンス内に記念碑(石碑)がある。「池袋・お茶の水間地下鉄開通10周年を記念してこれを建てる」と書かれる。近寄ることはできないようである。手前の歩道よりかなり高い位置にある。
調査
遺構
- 貝塚
- 住居跡2
遺物
- 縄文土器
- 石棒か
- 人骨
- 動物遺存体(獣骨)
- 土器(前期後半から中期後半)
- 石器(打製石斧)
- 磨石
- 剥片
- 石製品(石剣)
考察
縄文時代はお茶の水駅付近は海岸近いことが分かる。案内板があっても敷地内なので、近寄ることができない。そこだけ解放するなど検討すべし、
展示
指定
所在地等
- 名称: お茶の水貝塚
- 所在地: 東京都文京区湯島一丁目5番28
- 交通:「御茶ノ水」駅より徒歩約1分
参考文献
- 文京区(1967)『文京区史 1』
- 東京都埋蔵文化財センタ-(2002)『東京都埋蔵文化財センター調査報告120:お茶の水貝塚』東京都埋蔵文化財センタ-
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