樽味四反地遺跡 ― 2025年07月15日 00:10
樽味四反地遺跡(みやはたいせき)は愛媛県松山市にある古墳時代の遺跡である。
概要
樽味四反地遺跡は四国北西部の松山平野に位置する。標高39.20m
調査
樽味四反地遺跡8次調査において、古墳時代初頭の大型掘立柱建物が検出され、1998(平成10)年に実施された同6次調査においても同様の大型掘立柱建物と溝が検出された。これら2棟の大型掘立柱建物は古墳時代初頭のものとしては規模が西日本最大級である。どちらも6間×6間規模の総柱建物であり、床面積は1号大型建物が128.60m2、2号大型建物が161.88m2である。 南東角にカマドが造り付けられた5世紀前半の小型長方形無柱建物1棟を検出する。 2005(平成17)年10月17日から12月26日まで、第12次調査を行う。 構味四反地遺跡6次調査において平成10年度には1号大型建物、同8次調査において平成15年度には2号大型建物がそれぞれ検出され、第12次調査で検出した大型建物(3号大型建物と呼称)は裕味地区において3例目となる。3号大型建物は6間×5間以上を測る総柱構造を呈し、床面積100m2前後を測る。 首長階層の建物群は周辺の一般集落とは隔絶した規模である。 住居内からガラス小玉や臼玉が出土する例が多数あり、住居廃絶時の祭祀行為と考えられる。
遺構
弥生時代
- 竪穴建物
- 土器棺墓
- 柱穴
弥生から古墳
- 竪穴建物
- 土坑
- 大形掘立柱建物
- 溝
- 柵
古墳
- 掘立柱建物
- 溝
- 竪穴建物35
遺物
弥生時代
- 韓式系土器(軟質土器)
- 臼玉
- 石製模造品
弥生から古墳
- 弥生土器
- 土師器
- 須恵器
- 石器
- 鉄器
- 臼玉
- 滑石製臼玉
- ガラス製小玉
- 瑪瑙製勾玉
古墳
- 弥生土器
- 製塩土器
- 土師器
- 須恵器
- 分銅形土製品
- 土製紡錘車
- 石製品
- 鉄製品
- 玉類
- 臼玉
- ガラス小玉
- 土玉
- 炭化物
- 滑石製模造品
- 動物遺存体(炭化した骨+貝類)
指定
展示
考察
アクセス等
- 名称 : 樽味四反地遺跡
- 所在地: 愛媛県松山市樽味4丁目228-3
- 交通 : 松山環状線 南町駅から徒歩23分/1.6km
参考文献
- 松山市教育委員会(2009)「樽味四反地遺跡-12次・13次調査―」松山市文化財調査報告書130
- 松山市教育委員会(2010)「檸味四反地遺跡15次調査」松山市文化財調査報告書144
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