御墓山古墳 (三重県) ― 2025年10月16日 00:31
御墓山古墳 (三重県)(みはかやまこふん)は三重県伊賀市にある古墳時代の前方後円墳である。
概要
三重県で最大の古墳である。柘植川左岸の南宮山頂から北東に延びる丘陵端部に、前方部を北東に向ける。丘陵尾切断古墳の代表例とされる。標高176m、水田からの比高8mである。後円部の北西側に造出しが作られる。後円部側に周溝が残る。墳丘から円筒埴輪、家形埴輪、蓋形埴輪が出土した。後円部東南の濠の外側に陪塚とみられる2基の円墳がある。軸の長さは約188m、幅は前方部において約90m、後円部で約110mである。墳丘は2段築成であるが、墳裾より下方にも葺石を伴う高低差のある段築が見られるため、見かけは3段に見えるように工夫される。墳形は佐紀陵山古墳(奈良県奈良市)と相似形である。
調査
発掘調査は行われず、現況は山林である。後円部頂の平坦面にくぼんだ箇所が見られ、盗掘坑を完全に埋め戻さず放置した痕跡と見られる。盗掘坑からの副葬品の出土は不明である。
規模
- 形状 前方後円墳
- 築成 前方部:3段、後円部:3段
- 墳長 188m
- 後円部径 径110m 高さ16m
- 前方部 幅90m 長90m 高さ12m
葺石 あり
埴輪
- 円筒埴輪 円筒Ⅲ式
葺石 あり
遺構
遺物
築造時期
- 5世紀後半初頭
展示
考察
指定
- 1921年3月3日 国指定史跡
- 1970年7月22日 追加指定
アクセス等
- 名称 :御墓山古墳
- 所在地 :三重県伊賀市佐那具町
- 交 通 :佐那具駅 徒歩 10分
参考文献
- 山本雅靖(1985)「御墓山古墳の検討」(『考古学論集』1)
- 山本雅靖(1989)「御墓山古墳の埴輪(補遺)」(『伊賀盆地研究会会報』889)
- 伊賀市(2011)『伊賀市史』第1巻 通史編 古代・中世、pp.47~49
最近のコメント