石山古墳 ― 2026年06月02日 00:29
石山古墳(いしやまこふん)は、三重県伊賀市に所在する前方後円墳である。 「日本百名墳」に選出されている。
概要
木津川上流域の比自岐支盆地の丘陵縁に所在する古墳である。後円部を東北東に向けて築造されている。洪積丘陵の一端を利用して造られている。墳丘には葺石が顕著に見られる。粘土槨墳としては古式であり、出土遺物から判断して4世紀後葉の築造と見られている。 1948年(昭和23年)から1951年の4年間、5次にわたって京都大学文学部考古学教室の小林行雄により発掘調査がなされ、その成果は日本考古学研究の発展に大きく寄与した。
墳長は121m、後円部径71m、後円部高12.5m、前方部幅40m、前方部長56m、前方部高5mである。前項部高さ比7.5mである。築成は前方部2段、後円部3段である。 内部主体は後円部の多量の副葬品を納める3体の粘土槨である。棺は①箱形木棺、②③割竹形木棺である。京大の調査以降も埴輪片・鏡片等の遺物が採取されており、その一部は伊賀市教育委員会が保管している。
後円頂部に長方形の円筒埴輪列を設け、その内側に、家形埴輪、盾形埴輪、蓋形埴輪、靫形埴輪などの形象埴輪が立てられる。円筒埴輪列は3重に巡らされている。
副葬品として鏡は神獣鏡1、小形鏡1、三角縁の鏡片、内行花文鏡1がある。装身具は鍬形石・石釧・車輪石、竪櫛がある。石製模造品は琴柱形石製品・玉杖形・刀子形・斧形・鎌形・鑿形・紡錘車、刀子形・斧形・鎌、琴柱形石製品、刀子形・斧形・鑿・・鎌・剣形・異形品である。 武器は鉄剣、素環頭大刀、鉄鏃、鉄剣、鉄刀、鉄鏃、銅鏃である。武具として小札革綴冑・革製楯、長方板革綴短甲・楯・弓・靫・草摺がある。農工具等は、鍬・鎌・斧・鑿・針・扠漁具としてヤス・銛がある。ほか巴形銅器が出土する。
墳丘東南側の造出状の遺構は家形‧囲形埴輪などが出土しており、古墳の祭祀儀礼がうかがえる場所である。
遺物
指定
展示
アクセス等
- 名称 :石山古墳
- 所在地 :三重県伊賀市才良
- 交 通 :伊賀線丸山駅から徒歩32分。(2.3km)
参考文献
- 小林行雄(1951)「三重県石山古墳調査略報」日本考古学協会第8回総会研究発表会
- 小林行雄編(1974)「石山古墳」『図解 考古学辞典』東京創元社
- 白石太一郎(2009)「三重県石山古墳西槨」『考古学から見た倭国』青木書店
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