居木橋遺跡 ― 2025年10月20日 00:42
居木橋遺跡(いるきばしいせき)は東京都品川区にある縄文時代、弥生時代、古墳時代から近世までの複合遺跡である。
概要
武蔵野台地の東南、目黒台と呼ばれる台地の先端部で、目黒川に向かつてゆるやかに傾斜する標高15mから20mの舌状台地の上に位置する。遺跡には縄文土器や破片のほか、石器には打製石斧・磨製石斧・石鍛・軽石製浮子・石製装飾品、獣骨としてニホンジカ・イノシシなど、貝類はアカニシ、パイガイ、サルボウガイ、ハイガイ、マガキ、ハマグリ、マテガイ、カガミガイ、ヒダリマキマイマイ(陸産)などが出土した。特にハマグリとハイガイが多い。竪穴住居跡が検出され、形状は半円半方形であり、規模は東西5m、南北5.5mである。食料は貝類を主体とするが、ニホンジカ・イノシシなどの獣骨が見られるため、狩猟と漁撈の両方がおこなわれていたと見られる。
調査
第16次調査
調査期間は2023年10月30日から12月22日まであった。調査場所は東京都品川区大崎2丁目6-19である。縄文時代の遺構は竪穴住居3軒、貝層範囲は5ヵ所、遺物集中範囲は1ヵ所、土坑1基、小孔5基を検出した。遺物として前期から後期の土器、土製品、礫が出土した。縄文土器の時期は前期後葉の諸磯式、中葉の黒浜式、前葉の関山式が続いている。遺構の下層では諸磯式と黒浜式が多い。
遺構
- 貝層
遺物
- 縄文土器
- 土器片錘1
- 石鏃3
- 石皿2
展示
考察
指定
アクセス等
- 名称 :居木橋遺跡
- 所在地 :東京都品川区大崎2丁目6-12
- 交 通 :
参考文献
- 品川区教育委員会(2025)『居木橋遺跡(D地区)』居木橋遺跡第16次発掘調査報告書
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