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松原羽根木通遺跡2025年10月21日 00:06

松原羽根木通遺跡(まつばら はねぎどおり いせき)は東京都世田谷区にある旧石器時代、縄文時代、近世の複合遺跡である。

概要

縄文海進時には淀橋台から派生する半島状の地形が南に向かって延び代田半島が海に突き出していた。松原羽根木通遺跡は世田谷区羽根木2丁目から松原5丁目にかけての東西270メートル、南北125メートルに及ぶ縄文時代の集落跡である。45軒の住居跡が環状または馬蹄形状に分布していると考えられている。集落の開始時期は勝坂2式期後半とみられている。 明治時代から考古学者の間で広く知られていた遺跡で『世田谷区区政総覧』に「此付近一帯を石原ッ原と呼ぶ。同所には太古、先住民族の遺跡を豊富に埋蔵してゐる。三四十年前考古学者が争って来り盛んに遺物蒐集を行ったと云ふ」と書かれる。

調査

1989年調査

調査期間は1989年8月23日から10月8日であった。住居跡3軒(勝坂3式期1軒、加曽利E3式期2軒)があり、土坑2基、野外炉1基、焼土跡4基、ピット78本が検出された。 32号住居跡は1.90m×0.40mで炉跡1基、ピット3本を検出した。出土遺物はない。33号住居跡は残存床面で0.50m×0.50mである。炉跡2基、入口部埋設土器3基、ピット3本がある。埋設土器はいずれも加曽利E3式土器(深鉢)である。32号住居跡は残存状態は良好で規模は6.88m×6.38mである。炉跡2基、ピット36本が検出された。炉体土器を含めて縄文土器1999点が出土した。縄文土器は勝坂3式期の縄文土器と土器片である。完形に近い土器も出土している。石器は石鏃、異形石器、石核、剥片、打製石斧、礫斧、スタンプ状石器、石錘、敲石、石皿破片が出土した。

遺構

  • 土坑
  • ピット
  • 住居跡

遺物

  • 縄文土器
  • 石製品
  • 石鏃
  • 石鏃3
  • 石皿2
  • 磨石
  • 石匙
  • 打製石斧
  • 土器片錘1

展示

考察

指定

アクセス等 

  • 名称  :松原羽根木通遺跡
  • 所在地 :東京都世田谷区松原1-22-17
  • 交 通 :京王井の頭線明大前駅

参考文献

  1. 世田谷区教育委員会(2020)『松原羽根木通遺跡』世田谷区遺跡調査報告42
  2. 区政調査会(1934)『世田谷区区政総覧』