池田古墳 ― 2025年10月27日 00:30
池田古墳(いけだこふん)は兵庫県朝来市にある古墳時代の前方後円墳である。
概要
古墳周囲の周濠や付属施設から多数の埴輪や土製品が出土した。埴輪は円筒埴輪が主体であるが、壺形埴輪、水鳥形、家形、盾形等の形象埴輪、木製埴輪、が2段、2列に並んでいた。遺物に鉄刀は出土したとされるが、不明である。出土遺物は朝来市和田山郷土歴史館に展示される。 水鳥形埴輪の数は24体と全国最多である。
調査
1971年と1977年に和田山町教育委員会が発掘調査を行った。墳丘長は以前は141mとされていたが、墳丘の中央部を横断するように敷設された国道の改良工事に伴って発掘調査された。2007年(平成19年)の後円部の調査で約136メートルに訂正されたが、正確な規模は不明である。後円部は3段築成である。但馬地域で最大の前方後円墳である。渡土堤や造り出し、周濠が良好に検出された。3段築成の前方後円墳で、墳丘規模は134.5mと復元されている。
削平
1907年(明治40年)頃の山陰本線敷設の際に後円部中央から東南、および前方部墳丘が削平された、のちに後円部は宅地となった。現存する周濠は、大半が田畑となっている。
長持形石棺
池田古墳の北西4kmの高田地区などに長持形石棺の部材片が残る。池田古墳に使用された可能性が指摘されている。
規模
- 墳形 約134.5m
- 後円部 約64m
- 前方部 約61m
葺石
埴輪 あり
遺構
- 前方後円墳
- 渡土手
- 造り出し
- 外堤
遺物
- 水鳥形埴輪
- 壺形埴輪
- 朝顔形埴輪
- 円筒埴輪
- 笠形木製品
- 埴輪残欠
- 土製模造品
- 木製品残欠
築造時期
- 五世紀前半
展示
- 朝来市和田山郷土歴史館
考察
指定
- 2013年3月22日 - 兵庫県指定
- 2019年7月23日 - 国指定重要文化財(美術品) 兵庫県池田古墳出土品 一括
アクセス等
- 名称 :池田古墳
- 所在地 :兵庫県朝来市和田山町平野
- 交 通 :
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