明治大学博物館 ― 2025年07月20日 00:35
明治大学博物館(めいじだいがくはくぶつかん)は、刑事・商品・考古学の3博物館を統合した博物館である。
概要
商品、刑事、考古の3部門からなる博物館である。考古部門では、旧石器時代から古墳時代にまたがる各時代の遺跡を中心に発掘調査、研究、展示を行っている。展示品には静岡県登呂遺跡の壺形土器(登呂式)、旧石器時代・岩宿遺跡の出土石器(重要文化財)、青森県亀ヶ岡遺跡出土の遮光器土偶、貝塚や製塩土器、黒曜石採掘などの生産遺跡、「再葬墓」と呼ばれる東日本で特徴的な墓制の出土品、明大4号銅鐸、南関東地方の土器、前期古墳の出現や後期・終末期の群集墳の出土品などの貴重な遺物がある。 1985年の考古学博物館を経て2004年4月に明治大学博物館が開館した。2022年4月の博物館法改正に伴って、学校法人が設置する博物館も登録対象となったことから、2024年12月23日に、博物館法に基づいた「登録博物館」として正式に登録された。 博物館は地下2階であるが、企画展は地下1階で開催される。
展示資料
- 岩宿遺跡出土石器 - 国指定重要文化財
- 埼玉県砂川遺跡出土石器 - 国指定重要文化財
- 神奈川県夏島貝塚土器 - 国指定重要文化財
- 栃木県出流原遺跡土器 - 国指定重要文化財
- 茨城県舟塚古墳 出土埴輪(複製)土器、桂甲、金銅製馬具
- 京都府深草遺跡出土 石庖丁
- 青森県亀ヶ岡遺跡出土 遮光器土偶
- 福岡県板付遺跡出土 壺形土器
- 板付遺跡 出土土器
- 「山形土偶」
- 銅鐸
- 茂呂遺跡 出土石器
- 伝京都府物集女付近出土 三角縁神獣鏡
- 佐自塚古墳 出土品
- 能満寺古墳 出土品
- 三昧塚古墳 出土品
- 大室古墳群 出土品
アクセス
- 名称:明治大学博物館
- 開館年月: 2004年(平成16年)4月
- 所在地: 東京都千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階
- 開館時間:平日10時~17時(入館は16時30分まで)/【土曜日】 10:00~16:00(入館は15:30まで)
- 定休日: 日曜日と祝日
- 料金: 無料(特別展は有料の場合あり)
- 交 通: JR中央線・総武線/御茶ノ水駅 下車徒歩約3分
参考文献
- 大塚初重(1995)『日本古代遺跡辞典』吉川弘文館
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