正福寺遺跡 (葛飾区) ― 2025年11月02日 00:11
正福寺遺跡 (葛飾区)(しょうふくじ いせき)は東京都葛飾区にある古代から近世の複合遺跡である。
概要
正福寺は、東京都葛飾区にある真言宗豊山派の寺院であるが、その正福寺の近くにある遺跡である。これまで4回の発掘調査が行われた。6世紀から7世紀にかけて土地開発が行われた。土器は坏、甕が主体である。8世紀には掘立柱建物が建てられる。土器は土師器のほか須恵器も出土する。須恵器は湖西産、茨城県新治窯跡群産がみられる。9世紀には掘立柱建物がなくなり、土器生産の場となったと推測される。
調査
最初は1987年(昭和62年)の東京都下水道工事に伴う調査で発見された。遺構は古代の土坑、溝、遺物は土師器、須恵器、馬の歯が見つかった。第2回調査は1988年(昭和63年)で中世と近世の遺物が検出された。第3回は平成10年の発掘調査で、遺構は古代の溝、土坑、小穴が検出された。遺物は土師器、須恵器、墨書土器、馬の歯、曲物底板が検出された。
第4回調査
平成14年10月8日から11月22日まで行われた。遺構は古墳時代後期から奈良平安時代井戸、土坑、土器焼成遺構、掘立柱建物跡、ピットである。1号土坑は長軸1.2m、短軸0.92mである。土師器、須恵器が出土した。2号土坑から4号土坑までほぼ同じである。掘立柱建物跡は8世紀のもので、桁行3間、梁行2間である。柱材は検出されなかった。 木製品は農具の竪杵が5号土坑から完全に近い形で出土した。長さ92cm、握り部径3.5cmである。
遺構
- 土坑
- 溝
- 井戸2
- 土坑5
- 土器焼成2
- 掘立柱建物1
- ピット
遺物
- 土師器
- 須恵器
- 土器3499
- 陶器61
- 磁器9
- 土製品144
- 木製品25
- 土錘
展示
考察
指定
アクセス等
- 名称 :正福寺遺跡
- 所在地 :東京都葛飾区東新小岩4-7
- 交 通 :新小岩駅から北東1.1km
参考文献
- 葛飾区遺跡調査会(2005)『正福寺遺跡 Ⅲ』葛飾区遺跡調査会調査報告第55集
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