府中市郷土の森博物館 ― 2024年10月26日 00:09
府中市郷土の森博物館(ふちゅうしきょうどのもりはくぶつかん)は東京都府中市にある郷土博物館である。
概要
1968年に設立された府中市立郷土館を前身とし、1987年に現在地で開館した総合博物館である。府中の歴史と文化と人の調和に貢献することを目的とする。府中市に関わる資料を収集・保管・調査研究し、文化遺産として次世代へと継承する。昔懐かしい情景と季節感あふれる自然と融合した、博物館ならではの空間を創出する。古代武蔵国の中心として栄えた府中の街並みをジオラマで再現する。 1987年4月4日、府中市郷土の森一般公開。2008年4月2日、常設展示室リニューアル第1期オープン2009年3月25日、常設展示室リニューアル第2期オープン2014年10月3日、常設展示室リニューアル第3期オープン。旧府中町立府中尋常高等小学校校舎、旧田中家住宅、文政12(1829年)年に創建された旧三岡家長屋門など府中市域の江戸中期から昭和初期の建築物を移築復元する。
運営方針
- 武蔵国府のまち・府中の歴史を伝え、文化を育むこと
- 未知なる宇宙への興味・関心を高め、さらに追及する科学的な態度を育むこと
- あらゆる人々の知的好奇心を満たす博物館となること
- 博物館を核とした、コミュニティをつくること
- 自然や文化とふれあう、憩いの場を提供すること
展示
ムラのはじまり
- 市域で見つかった旧石器・縄文・弥生・古墳の各時代の遺跡の出土品を展示
- 武蔵台遺跡23号住居跡出土品(考古資料) -
古代国府の誕生
- 豊富で多彩な出土品を紹介
続縄文時代の土器
- 北海道 オホーツク海沿岸出土か
- 続縄文時代 紀元前2~1世紀
- オホーツク海沿岸に分布する続縄文時代前期の土器。器の形や文様の特徴から、宇津内2a式と分類されている土器である。
多賀城跡の古瓦
- 宮城県多賀城市多賀城跡採集
- 奈良時代
- 軒丸瓦と軒平瓦を展示する。軒丸瓦は天平宝字6年(762)の大改修時に、軒平瓦は創建時に用いられたもの。
諸元
- 名 称:府中市郷土の森博物館
- 開 設:1987年4月4日
- 休館日:月曜日(祝日のときは、その翌日)、年末年始
- 開館時間:午前9時から午後5時(入館は午後4時まで)
- 観覧料:博物館観覧料(公園・復元建築物・常設展示室)大人 300円
- 所在地: 〒183-0026 東京都府中市南町6-32
- 交通: 分倍河原駅から 郷土の森総合体育館行「郷土の森正門前」下車/徒歩23分 1.6km
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