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小谷13号墳2025年07月03日 00:13

小谷13号墳(こたにじゅうさんごうふん)は三重県松阪市にある古墳時代の円墳である。

概要

小谷古墳群は雲出川支流の中村川左岸の丘陵上に位置する36基から構成される古墳群で、 うち南支群の6基、 東支群の6基、 北支群の2基が調査された。小谷13号墳は墳丘上に円筒埴輪と家形埴輪が並ぶ。 埋葬施設は2基の木棺が検出された。東側の埋葬施設から三角板鋲留短甲、直刀、剣、鏃などの武具、鎌、斧、鑷子状鉄製品、鹿角装刀子、堅櫛、石製臼玉などが出土した。小谷古墳群内では突出した内容である。 墳丘の北西斜面は防空壕によって破壊され、墳頂は近世に稲荷社が設置されたことにより社の基壇部の残骸が残っており若干の撹乱がある。

調査

墳形については、調査前は方墳の可能性があったものの調査の結果により径約20.0mの円墳と判明した。木棺痕跡は長軸4.4m、短軸0.7mで割竹形木棺と想定される。 小谷古墳群において南支群の32号墳、 北支群の28号墳は方墳であるが13号墳は円墳である。墳形の問題は被葬者の出自差・地位と結びつき、重要視される。和田晴吾は、 「墳丘の円 墳化」 を」指摘しに、 群集墳に先行する小型墳墓群と「古式 (初期) 群集墳」 の違いを指摘する。 小谷古墳群で甲冑を有していたのは小谷13号墳と八重田16号墳のみであった。 甲冑の有無を除けば、 副葬品の組成に大きな差異はない。

規模

  • 形状 円墳
  • 径 20m

遺構

遺物

築造時期

  • 5世紀後半

指定

考察

展示保管

アクセス等

  • 名称:小谷13号墳
  • 所在地:三重県松阪市嬉野天花寺町小谷
  • 交通:

参考文献

  1. 豊田祥三(2005)「中南勢地域における初期群集墳の検討」天花寺丘陵内遺跡群発掘調査報告

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