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石錘2025年07月06日 00:10

石錘(せきすい)は縄文時代に魚を捕るためのおもりとして使われた石器である。

概要

石錘に打欠石錘、切目石錘、有溝石錘の3種類がある。 打欠石錘は扁平な石の両端を打ち欠いて紐を掛けて使用したと推測される。打ち欠いて窪んだ個所に紐または網を掛け、錘として使用したと考えられる。網は腐って見つからないが、錘により縄文時代に網で魚を捕ったと推定されている。切目石錘は河原石の両端を擦り切って、切れ込みを入れた石錘である。 上原遺跡の有溝石錘は石の切り目が上から下に直線的に連続する。同様の溝を持つものが8点出土する。石は安山岩である。 天間沢遺跡の石錘は石の上下に2ヶ所の窪みを作って縄を掛け、魚を捕るための網の錘とする。紐を掛ける窪みは必ず短辺を加工する。 素焼きの土錘が弥生時代に登場するとやがて石錘は姿を消す。

考察

出土例

  • 石錘 - 生田遺跡、兵庫県神戸市、縄文時代、
  • 有溝石錘 - 上原遺跡、岐阜県揖斐郡揖斐川町、縄文時代
  • 石錘 - 天間沢遺跡、静岡県富士市、縄文時代
  • 打欠石錘 - 油免遺跡、広島県双三郡三良坂町、縄文時代

参考文献

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