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白鳥庫吉2025年07月26日 00:08

白鳥庫吉(しらとりくらきち、1865 - 1942年3月30日)は日本の歴史学者・東洋史学者である。

概要

1865年(元治2年)2月4日、上総国長柄郡長谷村に生まれる。千葉中学校、第一高等学校で学んだ。千葉中学の恩師に東洋史の先達、那珂通世(東洋史学者、後千葉師範学校長)・三宅米吉(考古学者、後帝室博物館総長)、木内重四郎がいた。 朝鮮古代史から、北アジア史、中央アジア史、古代中国史、古代日本史へと関心を移す。 大学予備門(一高)を経て帝国大学文科大学の史学科で西洋学を学び、東京大学在学中はドイツ人のルートヴィヒ・リースに師事し、実証主義的な手法を学ぶ。 1886年、東京帝国大学文科大学史学科を卒業する。卒業と共に学習院教授・歴史地理課長となる。1904年、東京帝国大学文科大学史学科教授となる。近代的東洋史学を確立し、北方民族並びに西域諸国の研究に貢献した。アジア全土の歴史、民俗、神話、伝説、言語、宗教、考古学など広範な分野の研究を行う。「実証学派の内藤湖南(京都大学)、文献学派の白鳥庫吉(東京大学)」と並び称せらる。弟子には津田左右吉がいる。『西域史研究』『満州歴史地理』『匈奴の起源』など多数の著書がある。墓は都営 雑司ケ谷霊園(1-8-12)にある。

経歴

  • 1865年、上総国(現千葉県)生まれ。
  • 1886年、東京帝国大学文科大学史学科卒業。
  • 1886年、学習院教授。同僚の市村?次郎が中国、白鳥は日本及び東洋諸国史を担当
  • 1900年、文学博士。
  • 1904年、欧米留学後、東京帝国大学文科大学史学科教授
  • 1907年、東洋協会学術調査部を設立
  • 1910年、「倭女卑弥呼考」を発表し、「邪馬台国北九州説」を主張する。
  • 1914年、東宮御学問所御用掛となる。
  • 1919年、帝国学士院会員。
  • 1922~1923年、欧州留学。
  • 1924年、東洋文庫の設立と共に理事・研究部長となる。
  • 1939年、林権助理事長の逝去後に東洋文庫理事長に就任する。
  • 1942年(昭和17年)3月30日、死去。78歳。

著書

  • 白鳥庫吉(1902)『新撰西洋史』富山房
  • 白鳥庫吉(1941)『西域史研究』岩波書店 白鳥博士東洋史論集 ; 1,2
  • 白鳥庫吉(1954)『神代史の新研究』岩波書店
  • 白鳥庫吉(1948)『卑弥呼問題の解決』オリエンタリカ / 東京大学東洋史学会 編

参考文献

長沖古墳群2025年07月26日 00:11

長沖古墳群(ながおきこふんぐん)は埼玉県本庄市にある古墳時代の古墳群である。 「梅原古墳群」とも呼ばれる。

概要

本庄市には600を超える古墳が作られた。長沖古墳群は県内最大級の古墳群である。JR八高線から南西に700mから1000mの距離にある。長沖古墳群がある地域の地形は、第三紀層の基盤層をもつ児玉丘陵と、これに接する台地と小山川によって形成された河岸段丘に位置する。台地面の最高地点は、標高約110 mとなる。 長沖古墳群には縄文時代から古墳時代の遺構が残されている。長沖古墳群は古墳時代中期から終末期にかけて形成された。最も古い古墳は14号墳であり、直径14mの円墳となる。前方後円墳・帆立貝形古墳は6基ある。

調査

1号墳はすでに削平されているが、周溝を含め径24mほどの円墳と判明している。 32号墳は全長32m、高さ3mの前方後円墳である。出土遺物ととしてNo.1は器高44.0㎝、口縁部直径26.2㎝、底部直径14.3㎝の円筒埴輪である。No.2は、底部から第3段までの破片のみであるが、第3段に円弧状の透孔が認められることから3条4段の普通円筒埴輪と考えられる。No.3は3条4段の普通円筒埴輪が出土した。No.6は、器高35.3㎝、口縁部直径23.5㎝、底部直径14.0㎝、また第1凸帯までの高さは14.0㎝で、1段長/器高比は39.6%である。No.7は朝顔形埴輪である。口縁部を欠損する。形象埴輪は人物・馬・家・靫形埴輪と推測される破片が見られた。 123号墳は墳丘長さ9.32mの円墳である。179号墳は墳丘長10.7mの円墳である。180号墳は円墳である。181号墳は全長14.8mの円墳である。182号墳は全長15.8mの円墳とみられる。183号墳は周堀の外側縁で17.86mで円墳の可能性が高い。184号墳は周堀の外側縁間は14.32mで、周堀内から須恵器の大甕破片4点が出土した。185号墳は周堀の外側縁間14.74m、方墳の可能性がある。 203号墳は周溝を含めた径が20mを超える円墳と推定され、6世紀後半の築造とみられる。

規模

遺構

  • 前方後円墳
  • 円墳
  • 古墳
  • 竪穴住居跡
  • 土坑
  • 溝跡

遺物

  • 人物埴輪
  • 馬形埴輪
  • 家形埴輪
  • 靫形埴輪
  • 須恵器片
  • 縄文土器
  • 石器

築造時期

指定

考察

展示保管

アクセス等

  • 名称:長沖古墳群
  • 所在地:〒367-0218 埼玉県本庄市児玉町児玉南2丁目9
  • 交通:

参考文献

  1. 本庄市教育委員会(2019)「長沖古墳群14」
  2. 本庄市遺跡調査会(2011)「長沖古墳群10」本庄市遺跡調査会報告書 第41集
  3. 埼玉県本庄市教育委員会(2006)「長沖古墳群Ⅵ」本庄市埋蔵文化財調査報告書 第2集
  4. 埼玉県児玉町教育委員会(1980)「長沖古墳群」