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関西大学博物館2024年07月30日 00:04

関西大学博物館(かんさいだいがくはくぶつかん)は大阪府吹田市にある関西大学キャンパス内の博物館である。

概要

関西大学博物館は、1955年(昭和29年)、末永雅雄名誉教授が設立した考古学資料室が前身である。平成6年4月に博物館相当施設として開館し、公開した。重要文化財16点、重要美術品12点を含む、約15,000点の考古・歴史・民俗・美術工芸・自然科学等の資料を収蔵する。

本山コレクション

毎日新聞社元社長 本山彦一(松蔭)の遺族から、松蔭翁が蒐集した考古学資料を大学に移管された。前身は神田孝平コレクションと呼ばれていた。神田孝平は幕末から明治のはじめにかけての学者であり、啓蒙思想家であると同時に高級官僚であった。明治維新後、集議院判官権大内史を歴任し、明治4年(1871年)11月には兵庫県令となり、明治6年(1873年)には「明六社」に参加し、明治9年には元老院議官、貴族院議員、12年には東京学士会院会員になった。

常設展示室

縄文時代から古墳時代、奈良・平安時代頃までの考古学資料を常設展示。大阪府藤井寺市国府遺跡出土資料、奈良県天理市渋谷出土の石枕など、合計16点の重要文化財を展示する。

  • 縄文鉢形土器(重要文化財)
  • 石枕(重要文化財)
  • 銅鐸(重要美術品)
  • 笊(ざる)形土器 (重要文化財)

特別展示室

春季企画展や博物館実習展などを開催する。

高松塚古墳壁画再現展示室

アクセス等

  • 名称:関西大学博物館
  • 所在地:大阪府吹田市山手町3-3-35 関西大学千里山キャンパス簡文館内
  • 休館日: 日曜日、祝日、夏季・冬季休業日、その他大学の定めた休館日
  • 開館時間:10:00~16:00(入館は15:30まで)
  • 入館料: 無料
  • 交通: 阪急電鉄梅田(大阪)駅から阪急千里線北千里行き乗車。十三・南方・淡路を経て「関大前」下車(約20分)。関大前駅から徒歩約10分。

参考文献

鈴鹿市考古博物館2024年07月30日 22:11

鈴鹿市考古博物館(すずかしこうこはくぶつかん)は三重県鈴鹿市国分町にある、考古学を専門とする博物館である。

概要

史跡伊勢国分寺跡の南に隣接して建てられ、平成10年に開館した考古学を専門とする博物館である。国分寺のガイダンス施設を兼ねており、3階の展望デッキから史跡伊勢国分寺跡歴史公園を一望することができる。埋蔵文化財調査センターの機能をあわせもつ施設である。 市内から出土した土器・石器・瓦などを保管・展示し、特別展や体験講座を通して大昔の人々のくらしや文化を探る情報発信センターを目指す。奈良時代の寺院や役所に関する特色ある資料を中心に展示する。鈴鹿市は、畿内から東国への交通の要衝の地として古代から栄えており、奈良時代には、「国府」と「国分寺」が置かれるなど、歴史と文化に富んでいる。市内には遺跡が散在し、貴重な出土品も数多い。建物は南北に細長い長方形の平面形で、正三角形を僅かに水平方向に広げた三角形断面の置屋根を持った大小の2棟が並列して接続される。

展示

常設展示室

  • 鈴鹿の古代瓦
    • 考古ギャラリー
    • 伊勢国府政庁模型
    • 考古ステージ

旧石器

  • ナイフ形石器 - 今村A遺跡
  • 尖頭器 - 祓山遺跡
  • ナイフ形石器 - 大新田遺跡

縄文

  • 大型異形石鏃 - 今村A遺跡
    • 異形局部磨製石器(通称「トロトロ石器」)とも呼ばれるもの
  • 石鏃 - 大新田遺跡

弥生

  • 弥生土器高杯 - 南谷遺跡
  • 木樋 - 大下遺跡
  • 鉄鏃 - 南谷遺跡
  • 有茎腸抉(ゆうけいわたくり)三角形式の鉄製の鏃
  • 土師器小壺 - 大下遺跡

古墳

  • 須恵器坏蓋 - 甲懸2遺跡
  • 土製支脚 - 伊奈冨遺跡
    • カマドに据える甕の底を支える角形の台脚
  • 須恵器双耳無頸壺 - 稲生1・2号窯跡
  • 臼玉 - 稲生遺跡
    • ほとんどの竪穴建物の埋土からは臼玉が出土しており、各住居で玉を使った祭祀が行われていた
  • 木製鍬 - 大下遺跡
  • 木栓 - 大下遺跡
    • 木材をつなぎ合わせるためのボルトの役割をする建築部材

特別展示室

建物

  • 規模:建築面積 1,692m2
  • 延床面積:2,631m2
  • 展示面積:550m2

指定

アクセス

  • 名称:鈴鹿市考古博物館
  • 開館年月:1998年(平成10年)10月
  • 所在地: 〒513-0013 三重県鈴鹿市国分町224
  • 開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日: 月曜日と第3火曜日(祝日・休日のときはその翌日)
  • 料金:一般(高校生以上):200円、小中学生:100円
  • 交 通: JR関西本線「河曲駅」から徒歩で20分

参考文献

  1. 大塚初重(1995)『日本古代遺跡辞典』吉川弘文館