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漢書2024年08月07日 00:27

漢書(かんじょ)は前漢の歴史を記述した歴史書である。高祖から王莽の滅亡までを記述した前漢の正史である。 『前漢書』ともいう。

概要

漢書の構成は本紀(皇帝の伝記)12巻,表(人物、位階)8巻,志(事物)10巻,列伝70巻からなる。合わせて100巻。紀伝体で書かれる。 後漢の班固による撰であるが、班固が宮中の政争に巻き込まれて獄死したため、班固の死後は妹の班昭が八表と天文志を執筆した。 それでも欠けていた個所は弟子の馬続に続纂(ぞくさん)させたとされる。 詔や上奏文を忠実に引用しているため、正確さで『史記』に優れる。

倭人

『漢書』「志」の地理志には、「夫(そ)れ楽浪海中に倭人あり。分かれて百余国を為す。歳時を以て来たり献見すと云う」とあり、紀元前1世紀の日本に関する正確な記録となる。

写本

  1. 漢書楊雄伝第五十七 京都国立博物館 国宝 現存最古の写本 
  2. 宋版後漢書〈慶元刊本) 南宋 23巻 天理大学図書館 重要文化財

参考文献