宇木汲田遺跡 ― 2023年06月05日 09:29
宇木汲田遺跡(うきくんでんいせき)は佐賀県唐津市にある弥生時代の遺跡である。
概要
佐賀県唐津平野の南部、夕日山東麓丘陵裾の沖積地で宇木川の左岸平坦地域に位置する遺跡である。縄文時代の遺跡は宇木汲田貝塚という。弥生時代前期後半から後期の甕棺墓である。 大陸系の青銅器を副葬する初期の王墓が出現した。遺跡からは、鏡のほか、多くの銅剣、銅矛、勾玉などが出土し、ここから末廬国の王権が始まったと考えられている。
調査
1928年(昭和3年)、排水溝の工事中に発見された甕棺より銅剣2、銅鉾2、勾玉2、管玉29などが出土し、森本六爾によって昭和5年に紹介されて以来、東亜考古学会、日仏合同調査団による調査が行われ、弥生時代前期から後期の甕棺墓を中心とした墓地であることが判明した。12号甕棺で細形銅剣にともない多鈕細文鏡が発見された。
遺構
弥生前期から弥生後期の甕棺墓129基、土壙墓3基が検出されている。汲田式甕棺の標識遺跡である。
遺物
- 細形銅剣7
- 細形銅戈 2
- 中細形銅矛 2
- 銅釧
- 銅釧12+
- 銅鏡(多鈕細文鏡)1
- 多鈕細文鏡(銘文なし、完形10.3cm、1957年発掘、佐賀県立博物館蔵)、
- 細形銅剣。
- 管玉
- 勾玉
- 弥生から古墳- 市報106
- 弥生土器
- 石製円盤
- 太型蛤刃石斧
- 石庖丁
指定
アクセス等
- 名称:宇木汲田遺跡
- 所在地:佐賀県唐津市大字宇木字汲田・瀬戸口
- 交通:JR筑肥線 鬼塚より徒歩46分、3.6km。
参考文献
- 文化庁(2018)『発掘された日本列島 2018』共同通信社
- 唐津湾周辺遺跡調査委員会 編(1982)「宇木汲田遺跡」『末盧国』六興出版
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