台形石器 ― 2025年03月22日 00:03
台形石器(だいけいせっき)は平面形状が台形で石器の主軸に直交する刃を持つ剥片石器である。素材と形状の違いから「台形様石器」と区分される場合がある。
概要
旧石器時代の日本で広く使用された、3cmから5cm程度のサイズの石器である。旧石器時代の後半には九州、四国では見られなくなる。形状は方形や台形、二等辺三角形などがある。 用途は明確でない。
出土例
- 台形石器 梅ノ木沢遺跡、静岡県駿東郡長泉町東野、旧石器時代
- 台形石器 米ヶ森遺跡、秋田県大仙市、旧石器時代
参考文献
- 小田静夫(1971)「台形石器について」『物質文化』18号、物質文化研究会
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