道合遺跡 (北区) ― 2025年11月11日 00:27
道合遺跡 (北区)(みちいあいいせき)は東京都北区にある縄文時代から古代、中世、近代に至る複合遺跡である。
概要
JR 赤羽駅の北西側の崖線の上、武蔵野台地の北東端となる本郷台上の赤羽台」に位置する。側は荒川、南側を石神井川が流れる標高20~25mの場所である。縄文時代後期前葉の遺構・遺物が中心であり、土坑9基、ピット85基が検出された。弥生時代の遺構から住居跡が検出され、住居跡内のピットから弥生時代後期の直口壺の口縁部破片が出土した。
調査
2019年度(令和元年度)からの調査で、縄文時代早期の炉穴群や弥生時代後期、古墳時代後期、古代の竪穴住居跡、中世の地下式横穴、近代の旧日本陸軍被服本廠の倉庫の建物基礎などが検出された。旧石器時代では信州産とみられる黒曜石製のナイフ形石器が出土した。そのほか削器が出土した。縄文時代の竪穴住居跡の規模は、一辺が約4mから5mがほとんどであるが、約7の大型住居(302号住居跡)が検出されている。この住居から直径約1.5cm、厚さ約3mm の石製の臼玉が出土した。297号住居からは諸磯式土器が検出された。
遺構
縄文時代
- 住居跡18(前期初頭10、中葉5)
- 地点貝塚1(前期中葉)
- 炉穴58
- 土坑80(陥穴、前期初頭・中期墓坑)
- 集石2(早期前葉)
- 遺物集中地点1(早期前葉)
- ピット
- 土坑9
- 焼土範囲1
- ピット85
弥生時代
- 住居跡1(中期後半)
遺物
縄文時代
- 土器(早期前葉・後葉・末葉、前期初頭・前葉・中葉・後葉、中期中葉・後葉、後期前葉)
- 土製品(二次利用土器片)
- 石器(尖頭器:草創期、石鏃・磨製石斧・打製石斧・石皿・磨石・剥片・石核:早期から前期)
- 土器
- 打製石斧
- 磨製石斧
- 石鏃
- 楔型石器
- 獣骨
- 魚骨
- 貝殻
弥生時代
- 土器(壺・広口壺・甕・台付甕)
展示
考察
指定
アクセス等
- 名称 :道合遺跡
- 所在地 :東京都北区赤羽台1・2丁目
- 交 通 :
参考文献
- 東京都埋蔵文化財センター(2024)「道合遺跡 赤羽上ノ台遺跡」東京都埋蔵文化財センター調査報告 第381集
- (財)東京都スポーツ文化事業団 東京都埋蔵文化財センタ(2010)『道合遺跡』東京都埋蔵文化財センター調査報告247
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