物見櫓 ― 2023年09月05日 21:40
物見櫓(ものみやぐら)は外敵の侵入を検知するため、警戒または偵察のために設けられた施設である。
概要
『魏志倭人伝』では、「楼観」と表現する。人の出入りや敵の接近を見張り、何か異常があればいち早く仲間に伝えるための防衛施設である。原の辻遺跡では2間×2間の9本の柱で支える物見櫓である。
出土例
- 物見櫓 - 吉野ヶ里遺跡、佐賀県吉野ヶ里町、弥生時代
- 物見櫓 - 原の辻遺跡、長崎県壱岐市、
参考文献
鉄戈 ― 2023年09月06日 22:10
鉄戈(てっか)は鉄製の戈である。
概要
弥生時代の鉄製武器の一つである。木製の柄を刃の付け根に直角につける。もとは馬上などで使用する武器であるが、国内のものは柄の接続部が小さい。儀式などで使われていた可能性がある。
出土例
- 鉄戈 - 中原遺跡、佐賀県唐津市、弥生時代
- 鉄戈 - 門田遺跡、小郡市三沢、弥生時代
参考文献
敲石 ― 2023年09月06日 22:21
敲石(たたきいし)は縄文時代から古墳時代に使われた石の道具である。
概要
ものをたたいたり、すりつぶすために使われる。丸い自然石を使ったものが多い。 敲石は敲打による使用の痕跡を観察することにより認定される石器である。重量のものを敲石とし、それが困難なものは台石として分類される。
出土例
- 敲石 - 妻木晩田遺跡、弥生時代、鳥取県西伯郡大山町
参考文献
三環鈴 ― 2023年09月07日 00:20
三環鈴(たたきいし)は青銅で作られた馬具の一種である。
概要
乗馬の習慣が始まった5世紀頃の古墳からのみ出土する青銅製の鈴である。鈴の中に小石などが入り揺れると音が鳴る。被葬者の頭の位置より北側で轡の引手の下から出土したため、馬具の一種と考えられている。
出土例
- 三環鈴 - 稲荷山古墳第、古墳時代後期、埼玉県行田市、国宝
参考文献
弥生土器 ― 2023年09月07日 18:05
弥生土器(やよいどき)は600~800度の野焼きで焼きあげられた素焼きの土器である。
概要
弥生時代に使われた軟質素焼きの土器である。時代によってその形が少しずつ変化する 。縄文土器と同じ製作方法であるが、器種は相違する。弥生土器には丸い胴部と広がる口縁部は縄文時代には見られない。箆描文、櫛描文、貝殻文など箆、櫛、貝といった道具で文様が描かれ、縄文土器と比べて凹凸の少ない幾何学的となっている。 弥生土器を構成するおもな器種は壺,甕,鉢,高杯などである。壺の主用途は貯である。米,モモの種子,貝などの食物が入れられて出土する。籾や米も蓄えられた。甕は大きさ,容量によって用途が異なる煮炊きに使わたのは、。容量2~7l程度の小型・中型品である。鉢や高杯は,食物を盛りつけるための器である。
出土例
- 弥生土器 - 門前遺跡、弥生時代前期、長崎県佐世保市
参考文献
粘土帯土器 ― 2023年09月07日 21:49
粘土帯土器(ねんどたいどき)は土器に円形断面の粘土帯を取り付けた土器である。 韓国の「粘土帯土器」は、日本では「突帯文土器」という。
概要
朝鮮半島南部の紀元前5世紀から紀元後1世紀に当たる初期鉄器時代から三韓時代前半期を代表する土器である。口縁部の外縁に断面円形または三角形の粘土をつけてめぐらした二重口縁土器が一般的な形態である。断面円形の粘土帯土器は、無文土器時代後期の韓半島南部全域で発見されている。断面三角形の粘土帯土器は、現状では海南郡谷里貝塚など南海岸地域と、駕島や烏耳島など西海岸地域でのみ製作・使用されている。 口縁部の外側に粘土帯をつけ、その上に刻み目や刺突文を突出させた土器を、刻目突帯文土器という。
出土例
参考文献
馬鐸 ― 2023年09月07日 22:24
馬鐸(ばたく)は馬の胸にさげる青銅製の鈴の一種である。
概要
馬鐸の内側の天井部から「舌」が下がり、全体が揺れると壁に当たり音が出る仕組みである。 馬の胸繋につける装飾品で、音を発する馬具である。 青銅製の扁円筒形で、形は銅鐸に似ている。 馬鐸や馬鈴などで飾られた「飾り馬」は、当時の豪族の儀式に用いられた。 中国、朝鮮が起源であり、日本の銅鐸はこの影響で作られたと考えられる。中国では馬鈴という。
出土例
- 馬鐸 – 千葉県香取郡東庄町東今泉938出土、古墳時代・6世紀
- 馬鐸 - 小丸山古墳、島根県益田市、島根県益田市乙吉町
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