都野原田遺跡 ― 2024年06月27日 00:30
都野原田遺跡(みやこのはらだいせき)は大分県にある弥生時代から古墳時代の集落遺跡である。
概要
熊本県に近い久住高原の大集落遺跡である。海からはかなり遠い。邪馬台国時代(2~3世紀)の住居跡が約300棟発見されている。鉄鏃、鉄斧、鉄刀などの鉄器も大量に出土している。鉄器は各竪穴から鉄鏃24点、刀子10点、ヤリガンナ4点、手鎌8点、斧2点、釜1点、直刀1点などが出土した。 朝鮮系土器が含まれており他地域と交易拠点がうかがえる。大量の鉄器の出土は西側に位置し、これまで最大の鉄器が出土している熊本県北部地域との交流が考えられる。
前方後円墳
首長墓としての前方後方墳(3世紀中頃・26m)および前方後円墳(37m・4世紀始)が存在する。同時代の大型の前方後方墳である仏原千人塚古墳群がある。古墳は既に破壊されているが、出土した土器から最古級の可能性が高いと見られる。築造は3世紀中頃まで遡り、奈良盆地における大和王権出現時の前方後円墳と同時期であるから、今まで考えていた中央から地方への伝播とは考えにくい。
調査
遺構
- 竪穴建物
- 集団墓
- 小児甕棺墓
- 掘立柱建物
遺物
- 土器
- 製塩土器
- 鉄器
- 石器
- 鉄剣
- 刀子
- 斧
- 鉄鏃
指定
展示
考察
アクセス
- 名 称:都野原田遺跡
- 所在地:〒878-0203 大分県竹田市久住町大字仏原
- 交 通:
参考文献
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