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臼玉2024年11月20日 23:03

臼玉(うすだま)は小さい臼形の玉のアクセサリーである。

概要

滑石でつくられた直径5mm前後、厚さ3mm前後の小さな玉である。勾玉や管玉・小玉と組み合わせて用いられる。滑石製で祭祀用として大量に出土する例が多い。丸玉の上下を研磨し平坦にしたもの。 稲生遺跡ではほとんどの竪穴建物の埋土から臼玉が出土しており、各住居において玉を使った祭祀が行われていたとみられる。 駒沢祭祀遺跡では祭祀遺構である4か所の土器集積遺構のすべてから出土し、特に出土量の多い1号址では900個以上を出土した。

出土例

  • 臼玉 - 三重県伊勢市宇治舘町皇大神宮境内出土、
  • 臼玉 - 稲生遺跡、三重県鈴鹿市稲生町字稲生山、古墳時代後期
  • 臼玉 - 駒沢祭祀遺跡、長野市大字上駒沢 駒沢新町、古墳時代前期末から後期
    • 滑石でつくられた直径5mm前後、厚さ3mm前後の小さな玉
  • 臼玉 - 中原第1号墳、 静岡県富士市、古墳時代
  • 臼玉 - 城泉遺跡
    • 土坑(穴)の土の中から臼玉が5点出土した。子持勾玉が見つかったのと同じ層位(上層)で出土しており、子持勾玉と一緒にマツリで使われたと考えられる。

参考文献

  1. 大塚初重(1996)『古墳辞典』東京堂出版

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