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穂首刈り2024年01月15日 00:05

穂首刈り(ほくびかり)は弥生時代前期に行われた稲刈りの方法である

概要

弥生時の稲作の収穫では石包丁で稲穂の部分の部分のみを刈り取る。慣れれば右手のみで刈り取りできるので、刈り取りの効率は悪くない。実った稲を選んで刈り取っていた。 石包丁には磨製と局部磨製、打製の3種類がある。磨製と局部磨製の石包丁には小さな孔が2つ、まれに1つの孔が空いている。この穴に紐を通して、その紐に指を掛けたり、手首に巻いたりして固定して、稲穂を摘み取る。打製の石包丁には穴はない。石包丁を紛失しないために、首から下げる場合もあると見られる。る石包丁の石材は頁岩や粘板岩,砂岩,緑色片岩などである。石包丁は衝撃や熱変化に弱いので、欠けやすい。弥生時代の石包丁は磨製が多いが、弥生中期以降では打製の石包丁が増加する。

根刈

弥生時代後期以降から現代まで鉄鎌で茎の部分から刈り取る「根刈」が行われている。 鎌で刈り取りをするときは、根本のしっかりした部分のほうが刈りやすいが、下を向くので、作業者の腰への負担は大きい。稲藁ごと稲架に掛け乾燥させる。脱穀した稲藁は筵を編んだり、刈り取った稲ワラで縄を編むと、荒縄となる。

連作

連作には根狩りの方が有利といわれる。

参考文献