京都市考古資料館 ― 2024年02月17日 12:20
京都市考古資料館(きょうとしこうこしりょうかん)は京都府京都市にある旧石器時代から江戸時代までの考古資料を収蔵し、展示する考古資料館である。
概要
財団法人京都市埋蔵文化財研究所の発掘・調査・研究に多くの業績を生んだ成果を展示品を通し過去のくらしや文化にふれる施設として京都市考古資料館を開館した。埋もれた文化遺産を未来につなげ、年2回、発掘調査や研究成果に基づいた特別展示を行う。
展示
1階 特別展示
中2階 写真展示コーナー
2階
- 土器変遷
- 平安時代の焼き物の変遷
- 土師器、須恵器、灰釉陶器 、緑釉陶器、黒色土器、瓦器、輸入陶器
- 時代別展示
- 原始時代の京都、平安の新京、桃山文化の開花を700点の考古資料で展示
- 国際都市京都
- 龍泉、越州、青磁、長沙窯、褐釉、高麗青磁、李朝象眼青磁
- テーマ展示
- 平安宮豊楽殿跡出土品 重要文化財
- 白色土器、金属製品、ガラス玉、基壇石材、瓦類
- 縄文住居跡
- 遺跡から型を取った炉、作業台の石、柱穴
- オープン展示
諸元
- 名 称:京都市考古資料館/公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所
- 開 設:1979年(昭和54年)11月28日開館
- 所在地:〒602-8435 京都府京都市上京区今出川通大宮東入ル元伊佐町265-1
- 休館日:月曜日
- 開館時間:午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
- 観覧料:無料
- 交 通:京都駅より今出川駅から市バス51、59、201、203系統 「今出川大宮」下車2分
狐塚古墳(調布市) ― 2024年02月17日 14:24
狐塚古墳(調布市)(きつねづかこふん)は東京都調布市にある古墳時代の円墳である。
概要
調布市の多摩川中流域にある左岸に展開する下布田古墳群の中の円墳である。多摩川と野川の崖は下は天然の湧き水がでるため、古代人には良好な居住地であった。この付近に古墳が造営されるのは5世紀中頃からであった。下布田遺跡、染地遺跡、杉森遺跡、原山遺跡、飛田給遺跡などがあるが、ほんんどは整地されてしまい、遺構は残っていない。下布田古墳群には13基の円墳が発見されている。狐塚古墳はそのひとつである。 狐塚古墳は昭和19年頃、照空隊陣地(高射砲陣地)設営のため大半が掘り崩され、平成12年の調査時点では、中央部分に80センチ程の高まりを残すだけであった。発掘調査後に史跡公園「歴史の広場」として保存された。現地は草が生い茂っている。付近に「調布市遺跡調査会 調布市博物館分室」がある。郷土博物館分室は通常公開していない。
調査
狐塚古墳の調査は、調布市布田六丁目土地区画整理事業に伴い、平成12年10月から13年3月にかけて行われた。天井部分が破壊された半地下式の横穴式石室から、羨道に近い石室西壁下から鉄製大刀3点、小刀1点、鍔2点、刀子1点、鉄鏃1点が出土した。大刀3点のうち最長は、全長94.5cmの直刀で、刀身に径約5mmの孔を穿つ「刃関孔大刀」であった。石室は、現状で羨門から奥壁まで8.7m、石室床面長6.8mの大きさで、奥壁へ向かってやや幅が広くなる羽子板状であった。
規模
- 形状 円墳
- 径 約44m
- 周溝外径約60.5m
- 高さ
遺構
半地下式の横穴式石室
遺物
- 鉄製大刀3点、
- 小刀1点、
- 鍔2点、
- 刀子1点、
- 鉄鏃1点
- 須恵器
- 土師器
築造時期
- 7世紀前半 古墳時代終末期
指定
- 平成30年3月15日 - 東京都指定史跡
展示保管
調布市郷土博物館で保管
アクセス等
- 名称:狐塚古墳(下布田6号墳)
- 所在地:東京都調布市布田6-53-1・2・3・4
- 交通:京王線 布田駅から 徒歩11分 800m
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