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菅原東遺跡埴輪窯跡群2026年05月18日 00:10

菅原東遺跡埴輪窯跡群(すがはらひがしいせきはにわかまあとぐん)は、奈良県奈良市に所在する古墳時代後期の埴輪生産遺跡である。

概要

奈良市の丘陵上には古墳時代前期を中心とする集落遺跡が広がっており、丘陵縁辺部や区画溝を利用して埴輪窯が築かれている。当地は古代には菅原邑と呼ばれ、土師氏系集団との関係が指摘されている。当地には土師氏系集団が居住したと考えられている。 菅原東遺跡埴輪窯跡群は、土師氏による埴輪生産を示す遺跡として重要視されている。埴輪窯は「地下式(半地下式)窖窯」である。奈良盆地北西部における埴輪生産拠点であったと見られる。菅原東遺跡では、古墳時代前期に造営を背景に集落が形成されたが、中期に一時衰退し、後期に再び営まれた。 発掘調査では埴輪窯6基のほか、灰原や溝状遺構が確認され、円筒埴輪や人物・馬・鳥・家・太刀・盾形埴輪などが出土した。出土品の多くは焼成不良品や未製品であり、当地で埴輪生産が行われていたことを示している。埴輪の胎土分析などから、秋篠川水系を利用して運搬された可能性が指摘されている。 土師氏は埴輪生産だけでなく古墳祭祀・葬送儀礼の実務を取り仕切っていた。菅原東遺跡埴輪窯跡群は奈良盆地北西部における埴輪生産拠点であり、大型古墳への供給ネットワーク研究において重要である。

遺物

指定

  • 2000年(平成12年) - 市指定史跡

時期

  • 古墳時代後期

展示

アクセス等

名称:菅原東遺跡埴輪窯跡群

  • 所在地:奈良県奈良市西大寺国見町3丁目9
  • 交 通:尼ヶ辻駅から徒歩16分/1.0km

参考文献

  1. 奈良市教育委員会(2018)「奈良市の埴輪」平成30年度夏期特別展資料