高殿 ― 2024年03月30日 19:26
高殿(たかどの)は古代の木造高層建築物である。
概要
辰巳和弘(2014)は日本書紀の「楼」「高台」「台」「高楼」「楼閣」「高堂」「観」などいずれも、「タカドノ」と読まれたことはないとする。 辰巳和弘(1989は国見、神託の受領、夢占、首長権の委譲などの古代の王権祭祀が行われたとする。
文献例
万葉集歌謡中で柿本朝臣人磨の作る歌」長歌2 首のうち38番に「やすみしし わが大君 神ながら 神さびせすと 吉野川 たぎつ河内に 高殿を 高知りまして 登り立ち 国見をせせば …」と書かれる。大意は「持統天皇は吉野川の河辺に高殿を造り、高殿に登り、国見をすると」という意味である。吉野離宮の高殿は国見に使われたことが分かる。
出土例
- 大型掘立柱建物 - 池上曽根遺跡、大阪府泉大津市曽根町、弥生時代、「いずみの高殿」
- 高殿 - 名柄・南郷遺跡群、南郷遺跡、奈良県御所市南郷、古墳時代
参考文献
- 辰巳和弘(2014)『高殿の古代学』白水社
- 辰巳和弘(1989)「タカドノ考」古代文化 41 (9),PP.1-18
- 木村徳国(1976)「七・八世紀におげるタカドノ・タカヤの建築的イメージ」日本建築学会文報告集弟242 号
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