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帆立貝式古墳2023年09月15日 15:58

帆立貝式古墳

帆立貝式古墳(ほたてがいしきこふん, Scallop-style burial mound)は円形の墳丘に小さな方形の張り出し部をつけた古墳である。

概要

前方後円墳と比べると前方部が小さい。古墳時代の中期初めから出現する。中期に入って畿内を中心に全国的な広がりをもつ。前方後円墳を築造していた各地の首長の一部に対し、墳丘を形の上で規制したとする見解がある。大型のものは中期の中でほぼ築造を終えた。 前方部の張り出しが小さく小規模であることが帆立貝形古墳の特徴である。 平面計上がホタテガイに似た古墳である。

代表例

  • 乙女山古墳 - 奈良県北葛城郡河合町佐味田字乙女山・広陵町大字寺戸字乙女
  • 三吉石塚古墳 - 奈良県北葛城郡広陵町三吉
  • 新井原12号古墳 - 長野県飯田市座光寺
  • 糸井大塚古墳 - 広島県三次市糸井町
  • 野毛大塚古墳 - 東京都世田谷区野毛1丁目
  • 男狭穂塚古墳 - 宮崎県西都市三宅

参考文献

  1. 沼澤豊(2006)『前方後円墳と帆立貝古墳』雄山閣
  2. 遊佐和敏 (1988)『帆立貝式古墳』 同成社

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