上杉沢遺跡 ― 2024年04月19日 00:24
上杉沢遺跡(かみすぎさわいせき)は岩手県二戸郡浄法寺町にある縄文時代、弥生時代の遺跡である。
概要
太田川に沿った標高310mの段丘に位置する遺跡である。縄文時代晩期末から弥生時代初頭のクマ形土製品で知られる。写実的で、大型である。一部に赤色顔料が施されている。円形の耳、足の指の刻み、月の輪状の沈線がある。体長16cm、体高8cm。岩手県の有形文化財に指定された。動物型土製品は豊猟を祈る祭祀に使われたと考えられている。 下アゴと左耳、脚部の一部が欠けているが、ほぼ完全な姿で出土した。ほかに漆塗石刀が出土した。
考察
これだけリアルでかわいらしいクマを作るのは、熊への愛着もあったのではなかろうか。小熊にも見えるが、どうだろうか。
調査
遺構
- 竪穴建物3
- 土坑45
- 小柱穴15
- 焼土1
- 包含層1
遺物
- 縄文土器
- 石器
- 土製品
- 石製品
指定
展示
- 二戸市埋蔵文化財センター
アクセス
- 名 称:上野原遺跡
- 所在地:岩手県二戸郡浄法寺町大字浄法寺字上杉沢
- 交 通:
参考文献
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