環状配石墓 ― 2024年06月07日 23:30
環状配石墓(かんじょうはいせきぼ)は円形に石を並べ、中央に穴を掘られた墓を設けたものである。
概要
中央に墓がないものは環状列石という。河原石や礫を土坑(墓)の中や外に配置した埋葬施設を配石墓という。敷石住居や方形掘立柱建物を伴うものは、祭場とも使われた。縄文時代前期後葉から晩期にかけて登場する。三内丸山遺跡の環状配石墓は直径4mの円形に置かれた石の中央に土を盛っている。
考察
出土
- 環状配石墓 - 三内丸山遺跡、青森県、縄文時代
- 環礫方形配石遺構 - 三ノ宮・下谷戸遺跡、神奈川県伊勢原市、縄文時代
参考文献
- 葛城和穂(2000)「縄文時代の遺構 - 環状配石墓」三内丸山遺跡XIV 9-12
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