伊興遺跡公園展示館 ― 2024年01月22日 22:20
伊興遺跡公園展示館(いおきいせきこうえん)は1993年(平成5年)に開園した竪穴住居のある公園である。
概要
1989年(平成元年)から公園整備のための発掘調査を行ったところ、竪穴住居をはじめとした様々な遺構が発見された。出土品の量の多さに驚いて、足立区は土地を買い上げ、保存区域として保護されることになった。 展示館には、祭祀用の遺物や古式須恵器、子持勾玉、玉類・石製品が展示されており、野外に、当時の暮らしを再現した竪穴式住居と方形周溝墓が再現されている。稲作はすでに始まっていたが、ムラの周りで取れる食料に多くを頼っていた。シカなどの獣骨や魚骨、桃などの種子や花粉が出土する。現在も遺跡公園の下には、調査することのできなかった多くの遺構・遺物が眠っている。公園内には方形周溝墓といわれる古墳の前身の墓も発見され、公園内に復元展示されている。
展示
- 竪穴住居
- 須恵器
- 子持勾玉
- 土師器
- 石製品
- 玉類
- 騎馬木簡(東京都指定文化財)
- 舟の形代(祭祀用のミニチュア舟)
- 滑石製石製模造品
アクセス等
- 名称:伊興遺跡公園展示館
- 開館時間:10:00から16:00まで
- 入場料:無料
- 所在地: 121-0801足立区東伊興四丁目9番1号
- 交 通:竹の塚駅西口よりバス新里循環「北寺町」下車徒歩約7分
参考文献
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