栃木県埋蔵文化財センター ― 2024年11月23日 00:47

栃木県埋蔵文化財センター(とちぎけんまいぞうぶんかざいせんたー)は栃木県内の埋蔵文化財の保護及び調査研究、並びに保存活用・普及啓発を行う埋蔵文化財センターである。
概要
1991年(平成3年)に開館した。栃木県や国あるいは市町などの開発事業地内に遺跡が存在したときは発掘調査をし、その成果を報告書にまとめて、遺跡に残されていた情報や出土品を後世に伝える役割を担う。発掘調査で得られた出土品、写真・図面等の記録や報告書等を管理・保管し、希望者への閲覧や博物館等への貸し出しを行う。2015年11月1日より常設展示室を開館する。旧石器時代から飛鳥・奈良・平安時代までの出土品を見ることができる。
弥生文化の東西差
弥生時代の代表的な青銅器である、銅鐸、銅剣、銅矛や、稲作に関連する石包丁は栃木県内の遺跡からは発見されない。弥生時代の末期には東日本でも小銅鐸が発見される。
展示室
ミニ展示室では旧石器時代から平安時代までの出土品等を展示する。バックヤードツアーでは埋蔵文化財センターの施設を公開し、遺物収蔵庫では実物の土器に触れることができる。
- 異形土器 竹下遺跡、宇都宮市竹下町、縄文時代後期
- 注口土器 横倉遺跡、栃木県小山市、縄文時代後期前半(堀之内2式)
- 六鈴鏡 仁良川2号墳、栃木県下野市、古墳時代後期
- 人面把手付土器 浄法寺遺跡、栃木県那珂川町、縄文時代中期(大木8a式)
- 鯨面土偶 後藤遺跡、栃木県栃木市、縄文時代晩期
- 子持勾玉 相生町遺跡、栃木県足利市、古墳時代後期
アクセス等
- 正式名称:栃木県埋蔵文化財センター
- 開設 :1991年(平成3年)4月1日
- 開館時間 : 9:30~16:30(入館は16:00まで)
- 入館料 : 無料
- 休館日 : 祝日、毎週土曜日、年末年始
- 所在地 :〒329-0418 栃木県下野市紫474
- 交通 : JR小金井駅徒歩47分/3.4km
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