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唐招提寺2023年11月25日 23:29

唐招提寺(とうしょうだいじ)は唐の高僧の鑑真和上により奈良時代中期に創建された南都六宗の一つである律宗の総本山である。

概要

1998年(平成10年)、世界遺産のひとつとして登録された。 鑑真大和上は、東大寺で5年を過ごした後、新田部親王の旧宅地(現在の奈良市五条町)を下賜され、159年(天平宝字3年)に戒律を学ぶ人たちのための修行の道場として開いた。 当初は講堂や新田部親王の旧宅を改造した経蔵、宝蔵だけであった。 唐では官寺でない寺を「招提」と称しており、四方から僧が集まり居住する所を意味した。平安末期には興福寺の末寺となった。1900年(明治33年)に興福寺から独立して律宗総本山となる。

金堂

  • 国宝 奈良時代(8世紀後半)
  • 奈良時代建立の寺院金堂としては現存唯一のものである。
  • 外観は、正面間口七間、奥行き四間の寄棟造

講堂

  • 国宝 奈良時代(8世紀後半)
  • 平城宮の東朝集殿を移築・改造したもの

宝蔵

  • 国宝 奈良時代(8世紀)
  • 唐招提寺創建にあわせて建立されたといわれ、経蔵より一回り大きい。

鼓楼

  • 国宝 鎌倉時代 仁治元年(1240)

経蔵

  • 国宝 奈良時代(8世紀)
  • 高床式の校倉
  • 唐招提寺創建以前の新田部親王邸の米倉を改造したものといわれる。
  • 唐招提寺で最も古い建造物

礼堂

  • 重要文化財 鎌倉時代
  • 礼堂は、隣の鼓楼に安置された仏舎利を礼拝するための堂である。

基本事項

  • 名称:唐招提寺
  • 本尊:盧舎那仏
  • 宗派:律宗
  • 拝観時間:8:30~17:00(受付は16:30まで)
  • 拝観料 大人・大学生 1000円
  • 国宝 鑑真和上坐像 特別公開 1000円
  • 所在地:〒630-8032 奈良県奈良市五条町13-46
  • 交通:近鉄西ノ京駅徒歩10分/ 奈良交通バス「唐招提寺」「唐招提寺東口」

参考文献

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