三原田諏訪上遺跡 ― 2025年06月13日 00:10
三原田諏訪上遺跡(みはらだすわがみいせき)は群馬県渋川市にある縄文時代中期の遺跡である。
概要
群馬県赤城山麓にある遺跡である。三原田遺跡、房谷戸遺跡、道訓前遺跡などそれぞれ1kmの範囲の距離で点在する。
調査
2002年度に発掘され、縄文時代中期の竪穴住居跡6軒、土坑200基が発見された。出土した土器は「阿玉台式土器」「勝坂式土器」「曲隆線文土器」がある、それぞれ同時に使われていた。三原田諏訪上遺跡から500mほどの距離にある上三原田東峰遺跡の「柳町土器」は口縁部に円環の突起があり、全体に隙間なく粘土帯の文様で埋め尽くすところが特徴である。三原田諏訪上遺跡の勝坂式土器に、円環口縁部、胴部にくまなく作り付けると、「柳町土器」になるように見える。
遺構
- 住居
- 竪穴建物
- 土坑 260
- 竪穴3
遺物
- 縄文土器
- 石器
- 縄文土器(深鉢+浅鉢)
指定
展示
- 渋川市赤城歴史資料館
アクセス等
- 名称: 十余三稲荷峰遺跡
- 所在地:群馬県渋川市赤城町三原田字諏訪上140-1
- 交通:
参考文献
- 赤城村教育委員会(2004)『赤城村埋蔵文化財発掘調査報告書 25:三原田諏訪上遺跡』赤城村教育委員会
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