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久留倍遺跡2026年07月05日 00:21

久留倍遺跡(くるべいせき)は三重県四日市市に所在する縄文時代から中世にわたる複合遺跡である。特に古代の官衙跡(久留倍官衙遺跡)として知られ、伊勢国朝明郡衙跡と考えられている。

概要

四日市市東部の、朝明川と海蔵川に挟まれた垂坂丘陵の北端部に位置する。標高は10mから30mである。大谷地山畑遺跡や下之宮遺跡が隣接する。遺跡の範囲は東西約350m、南北約300mで、丘陵全体に及ぶ。 平成18年(2006年)に実施された発掘調査では、遺構として弥生時代の竪穴住居跡と炉と考えられる被熱遺構、井戸(時期不明)、溝、掘立柱建物跡(古代)を検出した。住居規模は1辺4m程度である。ほかに土坑を確認している。弥生土器は甕、壺、鉢である。壺には櫛描波状文・櫛描直線文・櫛刺突文・櫛刺突列点文などが描かれる。そのほか土製丸玉が出土した。 久留倍官衙遺跡は官衙の政庁や正倉などの施設が時期ごとに配置を変えながら営まれたことが判明している。古代の伊勢国朝明郡の郡役所(郡衙)跡と考えられている。久留倍官衙遺跡は官衙遺跡の配置等が判明しており、政庁、正倉等が明瞭に把握できる点で貴重となる。

久留倍遺跡の評価

飛鳥時代から平安時代の地方役所跡として評価が高い国指定史跡であり。

歴史的価値

飛鳥時代から平安時代にかけての「朝明郡」の役所跡であり、壬申の乱や聖武天皇の東国行幸との関連が指摘されている。

工夫された展示施設

併設される「くるべ古代歴史館」の展示施設は木簡や出土品、復元模型などが展示され、古代の郡衙の仕組みを理解できる。

歴史公園の整備

隣接して「くるべ古代歴史公園」歴史公園として整備され、復元建物や万葉植物などを見学できる。

アクセス

  • 名称:久留倍遺跡
  • 所在地:三重県四日市市大矢知町字久留倍2267番8外
  • 交通:

参考文献

  1. 四日市市教育委員会(2013)『久留倍遺跡』四日市市埋蔵文化財発掘調査報告書47
  2. 四日市市教育委員会(2008)『久留倍遺跡3』四日市市埋蔵文化財発掘調査報告書40
  3. 四日市市教育委員会社会教育・文化財課(2021)『史跡久留倍官衙遺跡保存活用計画』四日市市教育委員会
  4. 四日市市教育委員会(2007)「久留倍官衙遺跡整備基本計画書」

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