雲珠 ― 2023年09月22日 00:46
雲珠(うず)は古墳時代の馬装のうち、掛け渡した革帯の結節点を固定するための金具である。
概要
馬具に中で装飾具の色彩が強いものである。初期のものは環に脚をつけただけのものであるが、後になると半球型の中心部の周囲に脚をつけたものが多くなる。装着する時は馬のお尻、尾の付け根の上あたりに革紐で固定する。
出土例
- 雲珠 - 伝茨城県稲敷市幸田出土、古墳時代 6世紀
- 金銅大型雲珠 珠城山古墳出土 、奈良国立博物館
- 金銅製雲珠 韓国昌寧郡出土、新羅
- 六角錐の頂部に立柱を立てて、立柱には4~5枚の歩揺をつけることができる釣手金具が2段につき、頂上には鈴をつける
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