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三環鈴2023年09月07日 00:20

三環鈴(たたきいし)は青銅で作られた馬具の一種である。

概要

乗馬の習慣が始まった5世紀頃の古墳からのみ出土する青銅製の鈴である。鈴の中に小石などが入り揺れると音が鳴る。被葬者の頭の位置より北側で轡の引手の下から出土したため、馬具の一種と考えられている。

出土例

  • 三環鈴 - 稲荷山古墳第、古墳時代後期、埼玉県行田市、国宝

参考文献

弥生土器2023年09月07日 18:05

弥生土器(やよいどき)は600~800度の野焼きで焼きあげられた素焼きの土器である。

概要

弥生時代に使われた軟質素焼きの土器である。時代によってその形が少しずつ変化する 。縄文土器と同じ製作方法であるが、器種は相違する。弥生土器には丸い胴部と広がる口縁部は縄文時代には見られない。箆描文、櫛描文、貝殻文など箆、櫛、貝といった道具で文様が描かれ、縄文土器と比べて凹凸の少ない幾何学的となっている。 弥生土器を構成するおもな器種は壺,甕,鉢,高杯などである。壺の主用途は貯である。米,モモの種子,貝などの食物が入れられて出土する。籾や米も蓄えられた。甕は大きさ,容量によって用途が異なる煮炊きに使わたのは、。容量2~7l程度の小型・中型品である。鉢や高杯は,食物を盛りつけるための器である。

出土例

  • 弥生土器 - 門前遺跡、弥生時代前期、長崎県佐世保市

参考文献

朝鮮系無文土器2023年09月07日 18:19

朝鮮系無文土器(ちょうせんけいむもんどき)は朝鮮の青銅器から鉄器時代初期にかけての土器である。

概要

日本列島では弥生前期末から中期前半頃に集中して出土する。口縁部に断面円形の粘土紐を巻き付け、胴部が張る甕で同時期の弥生土器とは異なる形態を持っている。 朝鮮半島南部の後期無文土器時代前半段階の土器の特徴である。

出土例

  • 朝鮮系無文土器 - 原山遺跡、島根県出雲市、
  • 朝鮮系無文土器 -諸岡B遺跡、福岡県福岡市博多区諸岡、弥生時代

参考文献

粘土帯土器2023年09月07日 21:49

粘土帯土器(ねんどたいどき)は土器に円形断面の粘土帯を取り付けた土器である。 韓国の「粘土帯土器」は、日本では「突帯文土器」という。

概要

朝鮮半島南部の紀元前5世紀から紀元後1世紀に当たる初期鉄器時代から三韓時代前半期を代表する土器である。口縁部の外縁に断面円形または三角形の粘土をつけてめぐらした二重口縁土器が一般的な形態である。断面円形の粘土帯土器は、無文土器時代後期の韓半島南部全域で発見されている。断面三角形の粘土帯土器は、現状では海南郡谷里貝塚など南海岸地域と、駕島や烏耳島など西海岸地域でのみ製作・使用されている。 口縁部の外側に粘土帯をつけ、その上に刻み目や刺突文を突出させた土器を、刻目突帯文土器という。

出土例

参考文献

銅矛2023年09月07日 22:09

銅矛(どうぼこ)は弥生時代の青銅製のである。 銅鉾ともかく。

概要

銅鉾はもとは刺突ための武器であった。木の棒の先に取り付けて使う。もとは朝鮮半島製の武器であり、北部九州では墓に副葬された。日本で作られるようになると、多くは実用から離れた祭器となった。 九州から中国・四国地方にかけて出土する。

出土例

  • 銅矛 - 荒神谷遺跡、島根県出雲市、銅矛16本が出土した、弥生時代
  • 銅矛 -検見谷遺跡、佐賀県三養基郡北茂安町、佐賀県佐賀市城内

参考文献

馬鐸2023年09月07日 22:24

馬鐸(ばたく)は馬の胸にさげる青銅製の鈴の一種である。

概要

馬鐸の内側の天井部から「舌」が下がり、全体が揺れると壁に当たり音が出る仕組みである。 馬の胸繋につける装飾品で、音を発する馬具である。 青銅製の扁円筒形で、形は銅鐸に似ている。 馬鐸や馬鈴などで飾られた「飾り馬」は、当時の豪族の儀式に用いられた。 中国、朝鮮が起源であり、日本の銅鐸はこの影響で作られたと考えられる。中国では馬鈴という。

出土例

  • 馬鐸 – 千葉県香取郡東庄町東今泉938出土、古墳時代・6世紀
  • 馬鐸 - 小丸山古墳、島根県益田市、島根県益田市乙吉町

参考文献