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画文帯環状乳神獣鏡2023年10月09日 00:24

画文帯環状乳神獣鏡

画文帯環状乳神獣鏡(がもんたいかんじょうにゅうしんじゅうきょう)は画文帯と環状の乳をもち、内区に神獣を描く銅鏡である。

概要

全ての古代鏡の中で最も精巧な鏡式である。 「画文帯」は外区(鏡の外がわ)の平縁の部分に、外区には月と太陽や雲、神獣や神仙の文様が表現される 「環状乳」は霊獣の間にある乳(にゅう)が環状にあることを示す。 「神獣鏡」は内区に車をひく竜や、飛ぶ鳥や、走る獣や、飛ぶ雲や、神仙などの文様を描いた絵画的な文様を描いた部分である。神仙界の理想郷を図文化した鏡で神像と獣像とを半肉彫にしたものを主として組み合わせる。

出土例

  • 画文帯環状乳神獣鏡 - 江田船山古墳出土、熊本県和水町、古墳時代・5~6世紀
  • 画文帯環状乳神獣鏡 - 桜井茶臼山古墳、奈良県桜井市、古墳時代、
  • 画文帯環状乳神獣鏡 - 稲荷山古墳、埼玉県行田市、古墳時代
  • 画文帯環状乳神獣鏡 -久度古墳、奈良県北葛城郡上牧町、古墳時代初頭から飛鳥時代
  • 画文帯環状乳神獣鏡 -黄金塚古墳出土、大阪府和泉市和泉。古墳時代4-5世紀

参考文献

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