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平玉2023年10月18日 00:08

平玉(ひらだま)は扁球形で平らな面に平行に孔をあけた装身具である。

概要

平らな玉で、表裏面と側面は面取りされている。側面には孔があけられている。

出土例

  • 平玉 稲荷山経塚出土、京都市伏見区深草町、鎌倉時代初期
  • 平玉 和田古墳群、滋賀県栗東市下戸山、6世紀中ごろから7世紀の初め

参考文献

  1. 西川宏(1960)「吉備における陪塚について」岡山県地方史研究連絡協議会会報第3号

2023年10月18日 08:07

(えき)は古代において、官吏が中央と地方の間を通交するための拠点である。。

概要

天武気に伊賀駅家・隠駅家がみられるが、大宝令以後に整備された。 駅制では、七道という各幹線道路に沿って駅家(やくか)を30里(約16km)ごとに設置することが基本であった。駅は当時において、交通の手段である馬を休める場所であった、 急を要する公務出張や文書の送付に駅は用いられた。 『延喜式』兵部省には10世紀初めころまでに存在した全国の駅名が記される。

出土例

  • 平玉 稲荷山経塚出土、京都市伏見区深草町、鎌倉時代初期
  • 平玉 和田古墳群、滋賀県栗東市下戸山、6世紀中ごろから7世紀の初め

参考文献

  1. 西川宏(1960)「吉備における陪塚について」岡山県地方史研究連絡協議会会報第3号

挂甲2023年10月18日 23:31

飛鳥寺塔心礎出土挂甲/6世紀/飛鳥資料館

挂甲(けいこう、かけよろい)は鉄、金銅または革を短冊形小片もして革紐で横に連結し上半身を守る防護具である。

概要

挂甲は幅約2センチ、長さ約5~15センチの小札と呼ばれる短冊状の鉄製の板を、革紐などでつなぎ合わせた古代の鎧の一種である。

飛鳥寺埋納物の挂甲

飛鳥寺塔心礎出土の挂甲は飛鳥寺を創建した蘇我馬子が埋納したものとも考えられている。 挂甲は通常、小札がばらばらになった状態で見つかることが多く,本例は全体像を知ることができる貴重なものの一つである。

出土例

  • 挂甲 飛鳥寺塔心礎出土、奈良県明日香村、飛鳥時代
  • 挂甲 大牧一号古墳出土、滋賀県各務原市、6世紀後半

参考文献