石枕 ― 2023年10月17日 09:52
石枕(いしまくら)は古墳に葬られた人物の頭を載せるための石製の枕である。
概要
石枕には馬蹄形石枕と窪みのある石枕造付石棺とがある。滑石、安山岩、凝灰岩などが原材であり。ほかにガラス製、粘土製がある。 石枕造付石棺は、古墳時代前期から中期(4世紀 - 5世紀)の西日本の古墳にみられる。 馬蹄形石枕は中期から後期(5世紀 - 6世紀)の東日本の古墳でみられる。 常総型石枕は滑石を主な素材とし、主に径20~30m前後の墳墓の埋葬施設内から出土する。千葉県、茨城県の
出土例
- 石枕 渋谷向山古墳(景行天皇陵)、奈良県天理市、碧玉製
- 石枕 金塚古墳出土、千葉県我孫子市
- 石枕 与呂木古墳出土、兵庫県三木市
参考文献
- 西川宏(1960)「吉備における陪塚について」岡山県地方史研究連絡協議会会報第3号
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