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紫檀2023年11月15日 18:41

紫檀(したん)はマメ科の常緑高木である。別名ローズウッドともいう。

概要

暗紫紅色を呈し、材は緻密で重厚である。耐朽性、耐磨耗性が非常に高い。唐木三大銘木と称される。仏壇、床柱の最高級品である。黒紫色のしま模様があり、辺材は白色とハッキリと色が分かれる。 非常に硬い木材で木理が交錯し、乾燥および加工性は劣るが、加工後は肌触りの良い美しい仕上がりが得られる、磨くと光沢がでる。正倉院宝物では器物の本体部に使用される。虫や菌に侵され難く、腐食しにくい為、耐朽性に優れる。 心材は赤紫褐色から紫がかった暗褐色である。肌目はやや粗、木理は交錯する。 木質は緻密で、磨くと非常に美しい光沢が出る。

用途

高級家具材、指物、唐木細工、ツキ板、箸、椀、皿、仏壇、仏具など。

産地

ビルマ、カンボジア、ラオス、タイ、マレーシア、インド・東南アジア産。 台湾や沖縄県にも産す。 原産地は東南アジアである。ブラジル産のブラジリアンローズウッドは、資源保護のため、ワシントン条約によって天然木の取引が制限される。

作例

  • 螺鈿紫檀阮咸 - 正倉院 胴部の前面以外は紫檀である。
  • 螺鈿紫檀五弦琵琶

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