愛宕山古墳 (水戸市) ― 2026年01月06日 00:02
愛宕山古墳 (水戸市)(あたごやまこふん)は茨城県水戸市にある古墳時代の前方後円墳である。
概要
那珂川を見下ろす標高40mの台地上に立地し、那珂川流域における最大規模の前方後円墳である。茨城県内では石岡市の舟塚山古墳、常陸太田市の梵天山古墳に次いで3番目の規模となる。墳丘全長は16.5m、後円部径78m、同全高10.5m、前方部幅75m、同全高9mを測る典型的な中期古墳である。後円部墳頂及び裾部において大形円筒埴輪が発見されたことから、3列から4列の埴輪列が想定されている。那珂(仲)国造祖建借間命の墳墓との説がある。管理者は水戸市と愛宕神社である。後円部の墳丘上に火除けの神を祀った愛宕神社が鎮座する。文禄年間に佐竹義宣が水戸城内から愛宕神社を移して、古墳の上に祀ったことから愛宕神社と言われるようになった。5世紀後半から6世紀初頭の築造と見られている。
愛宕山古墳群
「愛宕山古墳群」は前方後円墳2基、円墳2基(一部湮滅)からなる。前方後円墳2基は、愛宕山古墳と姫塚古墳である。姫塚古墳は愛宕山古墳の東方60m付近の住宅地にあったが宅地開発により消滅した。
調査
埋葬施設は未調査のため不明であるが、後続すると推定される姫塚古墳が竪穴系の粘土槨と推定されているので、墳頂部に竪穴系の埋葬施設が存在する可能性は高い。「東茨城郡誌(1986)」に「近年其後方の南面に石階を築くべく、土を崩せしに石槨及び美術的なる花瓶、勾玉等現はれたれば、元のごとく土を覆ひたりと」と書かれており、南側階段付近に埋葬施設があるかもしれない。周濠から蝶2匹を描いた土師器が発見された。
規模
- 形状 前方後円墳
- 墳長 136.5m
- 後円部径 径78m 高10.5m
- 前方部 幅75m 高9m
外表施設
- 円筒埴輪 円筒Ⅲ式
遺構
遺物
指定
- 昭和9年5月1日 国指定 記念物 史跡
被葬者
- 建借間命との説あり。
築造時期
- 5世紀後半から6世紀初頭
展示
アクセス等
- 名称:愛宕山古墳
- 所在地:茨城県水戸市愛宕町2132外
- 交通: JR水戸駅北口バスターミナル7番のりばから茨大前経由バスで約20分、「袴塚二丁目」下車、徒歩約5分。
参考文献
コメント
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