浮ケ沢古墳 ― 2023年05月25日 22:56
浮ケ沢古墳(うきがさわこふん)は大阪府富田林市にある前方後円墳である。
概要
5世紀末ごろの前方後円墳で、人や動物、家などの形象埴輪群が出土した。市教委が2023年5月1日に発表した。新発見の古墳であるため正式名称は、「浮ケ沢古墳」となる予定。 埴輪は7種類、計17体が確認され、花園大学の高橋克寿教授(考古学)は「出土した形象埴輪は、当時の大王墓の埴輪祭祀を簡略化しつつ映したものと考えられる。今城塚古墳のような大規模な形象埴輪群が、古市古墳群の時期から存在したことの証拠である」と語る、
調査
宅地開発に伴う調査により2021年10月に土器や埴輪が発見された。その後、墳丘長20メートル前後の前方後円墳の存在が判明した。埴輪の大部分は円筒埴輪とみられるが、巫女や武人などの人物6体、馬や鳥、家、盾、蓋(きぬがさ)、靫(ゆぎ)もあった。人物には琴弾埴輪もある。
規模
- 墳丘長20メートル前後
遺構
出土品
- 人物埴輪 6
- 馬形埴輪 2
- 鳥形埴輪 2
- 盾形埴輪 2
築造時期
5世紀末ごろ
展示
指定
アクセス等
- 名称:浮ケ沢古墳
- 所在地:大阪府富田林市
- 交通:
参考文献
- 「7種17体の埴輪群、5世紀末の古墳から」朝日新聞社, 2023年5月1日
- 「5世紀末の古墳から7種類の形象埴輪」産経新聞, 2023年5月1日
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://ancient-history.asablo.jp/blog/2023/05/25/9589148/tb
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。