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トルコ石2023年11月15日 18:16

トルコ石(とるこいし)は、グリーンまたは明るいブルーの不透明な鉱物である。

概要

世界で最古の宝石のひとつといわれ、古代から危険から体や心の健康を守ると信じられており、邪気や魔除けとして使われた。フランス語の「ピエール・トルキュース」、即ち「トルコの石」に由来する。13世紀が起源の名称である。

化学的にはリン酸塩鉱物である。自然界においてはターコイズに含まれる銅の成分によってターコイズブルーが発色する。ターコイズブルーとターコイズグリーンの2種類がある。 硬度は比較的低く(モース硬度は5 - 6)、加工が容易であるため、古来より彫刻としても広く用いられる。*産地 トルコ石の最も重要な産地はイランのネイシャプル鉱山である。高品質の石を産出する。 ネイシャプル鉱山を除き、ほとんどすべてのトルコ石は、採れた時の美しいブルーが、1年も経たないうちに白く変色する。イランのニシャプール地区で産出するトルコ石(ターコイズ)は、バナジウムや鉄がほぼ含まれないロビンエッグブルーの最高品質で、耐久性があり変色に強い。トルコ石と成分がよく似た鉱物に、擬トルコ石と言われるセルレアイトがある。 イラン・アメリカ・中国・メキシコ。

名称

主産地であるイランやシナイ半島からトルコ経由で地中海を経てフランスに持込まれたことで、“トルコ石”と名がついたが、トルコでは産出されない。

作例

  • 平螺鈿背円鏡平螺鈿背八角鏡- 正倉院、トルコ石使用
  • 玳瑁螺鈿八角箱 - 正倉院、トルコ石使
  • 平螺鈿背円鏡 - 正倉院、トルコ石使
  • アイコンアート - メキシコ(アステカ)芸術、15-16世紀、大英博物館

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