鎮守森古墳 ― 2026年08月14日 00:05
鎮守森古墳(ちんじゅもりこふん)は福島県河沼郡会津坂下町にある古墳時代中期の前方後方墳である。
概要
鎮守森古墳は標高約175mの段丘縁辺部に立地する。鎮守森古墳は宇内青津古墳群を構成する古墳の一つである。宇内青津古墳群は前方後円墳13基、前方後方墳3基から構成される。鎮守森古墳は亀ヶ森古墳とほぼ平行する方向に築造されている。規模は全長約55.2m、後方部一辺約30m、後方部高さ約4.69mm、前方部長さ28m、前方部幅約18m、前方部高さ約2.18mである。
墳丘は後方部が3段築成で、相似形の周堀を備える。前方部は後世の削平を受けており、段築などの詳細な構造は不明である。埋葬施設や副葬品については未調査のため明らかになっていない。周濠から出土した二重口縁壺などから、古墳時代中期に築造され、亀ヶ森古墳よりやや新しいと考えられている。後方部頂部に八幡神社が鎮座する。古墳へは細い参道を通って到達する。
宇内青津古墳群は会津地方を代表する古墳群の一つであり、前方後円墳(亀ヶ森古墳)と前方後方墳(鎮守森古墳)がまとまって築造された点で地域首長層の墓域を知る上で重要である。
宇内青津古墳群
- 亀ヶ森・鎮守森古墳
- 杵ガ森古墳 -
- 臼ガ森古墳
- 長井前ノ山古墳 - 合掌天井式石棺出土。5世紀前半の築造。
- 虚空蔵森古墳
- 天神免古墳
- 灰塚山古墳
- 宮東1号墳
- 雷神山1号墳
- 森北1号墳
- 鍛冶山4号墳
- 出崎山1号墳
- 出崎山2号墳
- 出崎山3号墳
- 出崎山4号墳
発掘調査
遺物
- 土師器(二重口縁壺) - 周濠部より
築造時期
- 古墳時代中期
被葬者
- 亀ケ森古墳被葬者の親族と見られる。
展示
指定
- 1976年(昭和51年) 国指定史跡(亀ヶ森・鎮守森古墳)。
アクセス等
- 名称 :鎮守森古墳
- 所在地 :福島県河沼郡会津坂下町大字青津字舘
- 交 通 :会津坂下駅よりバス10分バス停青津入口/JR磐越西線塩川駅から徒歩92分、6.8km。
参考文献
- 大塚初重(1982)『古墳辞典』東京堂
- 河沼郡会津坂下町教育委員会編(1998)「鎮守森古墳 : 国指定史跡鎮守森古墳発掘調査報告書」会津坂下町文化財調査報告書 ; 第50集).
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