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サヌカイト2023年08月07日 07:35

サヌカイト(さぬかいと, sanukite)は安山岩の一種で、今から約1300万年前の瀬戸内海地域の火山活動によってできた火山岩である。「讃岐岩」または「カンカン石」とも呼ばれる。

概要

1891年にドイツ人の地質学者(Ernst Weinschenk)が来日して研究し、産地に一つである讃岐にちなんで、サヌキット(Sanukit)と命名して報告した。英語読みではサヌカイト(Sanukite)となる。

性質

サヌカイトは、黒色、緻密、硬堅で、通常の玄武岩や安山岩と比べて斑晶が少ない。古代では石器材料として使われ、打製石器、磨製石器に加工され使われた。

産地

香川県の「五色台」、大阪府と奈良県にまたがる二上山周辺、坂出市の金山や城山など数か所でしか採取できない。

参考文献

  1. 奈良国立博物館(2008)『正倉院展六十回のあゆみ』奈良国立博物館

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