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琥珀2023年08月16日 09:01

琥珀(こはく,amber)は地質時代に樹脂などが地中に埋没してできた化石の一種である。

概要

1千万年~数億年前頃、地上に繁茂していた樹木の樹脂が土砂などに埋もれて化石となったものである。生成の過程で古代の昆虫、葉、花、樹の皮などが自然に入りこんでいる石がある。これは、大変希少性が高い。色は、黄、茶、赤、白、青、緑、黒など多彩で約250色があると言われる。世界最古の琥珀は約3億年前のもので、イギリスのノーサンバーランドや、シベリアで発見されている。琥珀のもとになる樹木は広葉樹から針葉樹までさまざまである。経過年数が180万年以内(第4紀)の炭化水素物質は、琥珀と呼ばず「コパル」と呼ぶ。生物起源の琥珀は飽和食塩水に浮くに浮く唯一の宝石と云われ、比重値は1.05の最も軽い宝石である。飽和食塩水は1リットルの水に対し160グラム以上の食塩が必要である。

展示例

  • 久慈琥珀博物館 久慈市、岩手県

出土例

  • 飛鳥池工房遺跡 琥珀・水晶?・ガラスなどを組み合わせた玉生産の工房があった。
  • 平原遺跡 割竹形木棺の棺内から琥珀丸玉、ガラス勾玉、管玉、連玉、小玉、瑪瑙管玉、など多量の玉類が発見された。
  • 高松塚古墳 琥珀製丸玉 2個が発見された。

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